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【映画カレンダー】この記事では日付にちなんだ映画を紹介しています。
10月31日にちなんだ作品は、ケネス・ブラナーのエルキュール・ポアロシリーズ第3弾 映画『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』です。
映画『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』
タイトル | 名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊(A Haunting in Venice) |
監督 | ケネス・ブラナー |
公開 | 2023年9月15日 |
製作国 | アメリカ |
時間 | 1時間43分 |
あらすじ
ベネチアで隠遁生活を過ごしていたポアロは、霊媒師のトリックを見破るために、子供の亡霊が出るという謎めいた屋敷での降霊会に参加する。しかし、その招待客が、人間には不可能と思われる方法で殺害され、ポアロ自身も命を狙われることに…。はたしてこの殺人事件の真犯人は!?世界一の名探偵ポアロが超常現象の謎に挑む、水上の都市ベネチアを舞台にした迷宮ミステリーが幕を開ける。
(https://www.20thcenturystudios.jp/movies/poirot-movie3)
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10月31日
映画『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』の舞台は10月31日ハロウィンです。
ハロゥイン当日、子供たちを招いてのハロゥイン・パーティが行われた後「霊媒師」による「降霊会」が開かれます。
名探偵ポアロはその「降霊会」で「霊媒師」のトリックを見破ってほしいと、友人のミステリー作家にお願いされますが、
それが全ての事件の始まりで、その「降霊会」の後恐ろしい事件が起きてしまい、そこから翌日まで参加者たちは幽霊屋敷に閉じ込められてしいました。
原作小説『ハロウィーン・パーティ』
アガサ・クリスティのポアロシリーズの中から、ケネス・ブラナーが3作目として選んだのは地味な作品『ハロウィーン・パーティ』でした。
これまでケネス・ブラナーは1作目『オリエント急行殺人事件』2作目『ナイル殺人事件』と、すでに一度映画化されたこともある有名な作品を映画の題材として選んでいました。
しかし、小説『ハロウィーン・パーティ』で起きる事件は、イギリスの住宅地で起こる大掛かりなトリックなどもない普通の事件で、それをポアロが捜査していく物語です。
3作目としては地味な物語でしたが、ケネス・ブラナーはあえてこの作品を選ぶことで、ポアロ自身の内面の変化そして成長を描こうとしていました。
1作目からずっと続いているポアロが抱えるある1つの悩み・トラウマ。
それをこの3作目で解決させるために、ケネス・ブラナーは『ハロウィーン・パーティ』に原作小説にはない「降霊会」や「霊媒師」を登場させ、自身がこれまで演じてきたポアロとも違う新しいポアロ像を描き出しています。
原作小説と映画の違い
映画『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』は小説『ハロウィーン・パーティ』が原作小説ではありますが、2つの物語の内容は別物です。
・10月31日ハロゥインの日に事件が起きる
・登場人物の名前
・「殺人事件の犯人を知ってしまったこと」が事件の動機
同じなのは上記3つくらいで、それ以外は全く違います。
なので、原作小説を読んでいても映画を初見として楽しむことができますし、逆も同じで、映画を観た後に原作小説を読んでも初めての内容として読み進めることができます。
ぜひこの機会にれぞれ別物として「アガサ・クリスティのポアロ」「ケネス・ブラナーのポアロ」に触れてみてください。