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映画『LOOPER/ルーパー』
タイトル | ルーパー( Looper) |
監督 | ライアン・ジョンソン |
公開 | 2012年9月28日 |
製作国 | アメリカ |
時間 | 1時間59分 |
あらすじ
タイムマシンの開発が実現するも、法律で使用が禁じられている近未来。法を恐れぬ犯罪組織が、消したい標的をタイムマシンで30年前に送り込み、そこにいる「ルーパー」と呼ばれる暗殺者に標的を殺させていた。凄腕ルーパーのジョーはある日、いつものようにターゲットの抹殺指令を受けるが、未来から送られてきた標的は30年後の自分自身だった。
(https://eiga.com/movie/77480/)
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7月15日
西暦2074年 愛する女性を殺された主人恋ジョーは、彼女との生活を守るために30年前の世界2044年にタイムトラベルします。
「07153902935」という手がかりを頼りに、妻を殺した組織のボス レインメーカーを探すジョーでしたが、彼の持っていた番号には大きな意味が隠されていました。
それは幼きレインメーカーの誕生日と生まれた病院の医療番号。
「07153902935」→ 2039年7月15日。
30年後の幸せな暮らしを取り返すためにジョーは、2044年の世界で2039年7月15日に登録番号02935の病院で生まれた子供を探し始めたのです。
元ネタ作品
物語
映画『LOOPER/ルーパー』はSF映画でタイムトラベル映画ですが、ライアン・ジョンソン監督はこの作品でタイムトラベルをメインするのではなく、人物描写を中心に進む物語を描きたいと考えていました。
そこで監督が物語の参考にしたのが、1984年の映画『ターミネーター』です。
映画「ターミネーター」ではターミネーターがタイムトラベルしてきますが、それがメインではなく、その後のターミネーターとサラたちの戦いが物語の中心となっていきます。
監督は同じことを『LOOPER/ルーパー』でも行っています。
また物語の展開的にも『ターミネーター』と『LOOPER/ルーパー』で共通点を感じることができます。
さらに物語の後半、西暦2044年のジョーが母と息子を守ろうとする展開は映画『刑事ジョン・ブック 目撃者』の影響を受けています。
人物
SF映画でありながらライアン・ジョンソン監督が『LOOPER/ルーパー』の中で描こうとした人物像はSF映画とは全く違う作品を参考にしています。
監督は主人公ジョー(特に西暦2044年)を
・孤立した人間
・利己的な人間
・生きるために必要なこと淡々とこなす人間
と描いているんですが、これは映画『カサブランカ』でハンフリー・ボガートが演じたリックを参考にしています。
劇中には『カサブランカ』で使用されたお店の名前も出てくるので、『カサブランカ』が『LOOPER/ルーパー』に与えた影響の大きさを感じることができます。
ライアン・ジョンソン監督が手がけたSFタイムトラベル映画は、タイムトラベルではなく各人物を中心にした人間ドラマ作品になっています。
ぜひ登場人物の心に注目しながら、『LOOPER/ルーパー』を楽しんでみてください。