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映画『ウォール街』
タイトル | ウォール街(Wall Street) |
監督 | オリバー・ストーン |
公開 | 1987年12月11日 |
製作国 | アメリカ |
時間 | 2時間8分 |
アカデミー賞受賞
・主演男優賞
あらすじ
金融業界で野心を抱きながら働く青年は、憧れの投資家の男に取り入るため、父が勤める航空会社の内部情報を漏らす。そして、インサイダー取引によって大金を手にした彼は、その後も誘われるままに違法行為を重ねていく。(Google)
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5月6日
証券会社に勤める主人公バド。
彼は出世するために有名投資家のゴードン・ゲッコーに近づこうとしますが、なかなか会ってもらえません。
そこでバドが考えたのがゴードン・ゲッコーの誕生日にプレゼントを贈ることでした。
そのゴードン・ゲッコーの誕生は5月6日。
バドのパソコンの画面には「5月6日 ゴードン・ゲッコーの誕生日」と表示されていて、それをヒントにしてバドはゴードンに近づいていきました。
父と子の物語
映画『ウォール街』のオリバー・ストーン監督は、『ウォール街』の前に作った作品『プラトーン』では悪い父親を倒して成長する子供の物語を描きました。
そして次の作品『ウォール街』ではもっと直接的に父と子供の関係に触れ、善人の父親と悪人の父親2人の間で揺れ動く息子の姿を描いています。
職場
オリバー・ストーン監督の父親が証券会社で働いていたことが映画『ウォール街』を作るきっかけの1つになっています。
劇中バドに仕事のアドバイスをしていたハル・ホルブルックが演じたルーに、監督は自身の父親の姿を重ねました。
ルーの姿には真面目に働いていた父親の姿が投影されています。
さらに途中で仕事をクビになってしまったダンにも監督は父親の姿を重ねました。
オリバー・ストーン監督の父親は長年証券会社で働いていましたが、儲けたのは顧客ばかりです。
そんな父親の姿がダンを通して描かれています。
家庭
マーティン・シーンが演じたバドの父親は、家でのオリバー・ストーン監督の父親の姿です。
常に息子のことを考えてアドバイスしてくれる父親。
間違った道に進んだ息子に対して、父親は見捨てずに救いの手を差し伸べようとしてくれます。
そんな主人公の父親の姿に、オリバー・ストーン監督は自分を育て導いてくれた父親の姿を重ねていました。
オリバー・ストーン監督お得意の父と息子の物語を描いた作品『ウォール街』。
監督はその後も形をかえながら親子の物語を作り続けますが、初期の作品が『ウォール街』です。
監督が作品を通して自分の父親に捧げた思いを感じてみてください。