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【映画カレンダー】この記事では日付にちなんだ映画を紹介しています。
1月1日にちなんだ映画は、シルヴェスター・スタローンを一躍スターに押し上げたスポーツ映画の名作『ロッキー』です。
映画『ロッキー』
タイトル | ロッキー(Rocky) |
監督 | ジョン・G・アヴィルドセン |
公開 | 1976年11月21日 |
製作国 | アメリカ |
時間 | 1時間59分 |
アカデミー賞受賞
・作品賞
・監督賞
・編集賞
あらすじ
フィラデルフィアのしがない4回戦ボクサー、ロッキーに突然チャンスがやってくる。世界ヘビー級チャンピオンのアポロが人気取りのため、格下の相手と戦うことを宣言したからだ。かくして、薄汚れた下町の中、ロッキーのトレーニングが始まった……。
(https://warnerbros.co.jp/home_entertainment/detail.php?title_id=59137)
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1月1日
ロッキーとアポロ・クリードの対戦は1月1日に行われています。
劇中の「1月1日にアポロは無名の選手にチャンスを与える」というアポロのセリフから、ロッキーとアポロの試合が1月1日だったことがわかります。
さらに試合当日プロモーターがリングの上で「Happy New Year」と会場のお客さんに向かって言ってもいます。
世紀の一戦となったロッキーとアポロの試合はお正月に行われ、ファイナルラウンドまで2人の激しい攻防が繰り広げられ、結果勝利したのはアポロ・クリードでした。
超低予算映画『ロッキー』
映画『ロッキー』の予算は100万ドルでした。
当初は200万ドルの予定でしたが、主役を当時無名だったシルヴェスター・スタローンにするとなったところ、配給会社は予算を100万ドルにしてしまいます。
結果的に製作費は約110万ドルかかっていて、超えてしまった分はプロデューサーの2人が自腹を切っています。
ただし、この低予算のおかげで数々の名シーンが生まれました。
初デート
ロッキーとエイドリアンの初デートシーンは、最初オープンしたスケート場の予定でした。
しかし開いているとなるとお客さんが必要になりエキストラを用意しなくてはなりません。
でもそんな予算はありません。
そこで舞台を閉店後のスケート場という設定に変えることになりましたが、これが逆に少しずつ距離を縮めるロッキーとエイドリアンの印象的な初デートシーンになりました。
怒りの独白
ロッキーがトレーナーのミッキーを一度追い返しますが、再び追いかけて和解するというシーンがあります。
このロッキーの心変わりは彼の怒りの独白によって表現されていましたが、この時のロッキーのセリフは全てシルヴェスター・スタローンのアドリブでした。
このシーンは予算がなかったため、汚くトイレが臭いボロアパートをロッキーの家として借りて撮影を行なっています。
後に監督は「臭いトイレのおかげで真に迫るあのアドリブが生まれた」と言っていました。
ミス
『ロッキー』の中にはスタッフのミスから偶然誕生したシーンが2つあります。
1つは試合会場のロッキーのポスターのミス。
トランクスの色が違っていましたがこれは本当にスタッフがミスしたものでした。
ただお金がなく正しいポスターを作れないので、ロッキーに間違いを指摘させプロモーターに「どうでもいいさ」と言わせることになります。
このプロモーターの言葉が観客のロッキーへの同情を生むことになったと監督は言っています。
また試合直前のロッキーが着ているガウンが大きいのですが、これもサイズのミスでした。
この時もロッキーにあえて「このガウン デカすぎるか?」というセリフを言わせミスをカバーしています。
結果的にこのセリフがロッキーのユーモアさに繋がり、彼を魅力的な人物として見せることになりました。
映画『ロッキー』の中の印象的なシーンやロッキーの魅力が伝わるシーンというのは、実はどれも低予算だったからこそ誕生したもので、その数々の名シーンが『ロッキー』の大ヒットにつながっています。