シカゴのギャング アル・カポネについて知ることができる映画を紹介

1920年代〜1930年代にかけてシカゴを牛耳っていたギャング アル・カポネは、今もなお語られるほど有名なギャングの1人で数々の映画でも描かれています。

ここではそんなカポネの人物像や彼が起こした事件などがわかる映画を紹介します。

アル・カポネの人生をたどることができる4作品です。

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目次

『暗黒街の顔役』


暗黒街の顔役 (吹替版)

タイトル 暗黒街の顔役(Scarface)
監督 ハワード・ホークス
公開 1933年3月13日
製作国 アメリカ
時間 1時間33分

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アル・カポネをモデルにした映画『暗黒街の顔役』。

原題の「Scarface」や主人公のトニーの顔に傷があることから、カポネがモデルになっていることがすぐにわかります。

アル・カポネの顔にも実際に傷があり、その顔の傷からカポネは「スカーフェイス」と呼ばれていました。

『暗黒街の顔役』のトニーはニューヨーク出身でその後シカゴに移動してきましたが、カポネ自身もニューヨーク出身でシカゴに移ってきました。

この映画は1932年にアメリカで公開されていることからも分かるように、まだまだシカゴではギャングが支配している時代です。

『暗黒街の顔役』は今起きていることを描くことで、何も出来ずにただただ静観している政府を映画を通して非難しました。

映画の冒頭では「ここに描かれた事件は全て事実の再現である」と説明されていますが、トニーがのしあがっていく姿はアル・カポネがギャングのボスになっていく様子と重なります。

また劇中に出てくる「バレンタインデーの虐殺」は本当に起こった出来事です。

『暗黒街の顔役』の中で描かれる禁酒法時代のギャング戦争は、アル・カポネがシカゴで過ごした時代そのものだったのです。

『 聖バレンタインの虐殺/マシンガン・シティ』


聖バレンタインの虐殺/マシンガン・シティ [DVD]

タイトル 聖バレンタインの虐殺/マシンガン・シティ(The St. Valentine’s Day Massacre)
監督 ロジャー・コーマン
公開 1967年7月29日
製作国 アメリカ
時間 1時間40分

映画『聖バレンタインの虐殺/マシンガン・シティ』はタイトル通り、1929年2月14日に起きた「聖バレンタインの虐殺」までの経緯と、その当日の様子を描いた作品です。

この日のことは『暗黒街の顔役』の中でも描かれていました。

この映画の中では、すでにシカゴでギャングのボスとなって街を牛耳っているアル・カポネの姿を見ることが出来ます。

劇中では
[box class=”glay_box” title=””]・ニューヨークで育ち1919年にシカゴに移る
・狡猾で冷酷な野心家
・酒場の用心棒からのし上がる
・シカゴに来て6年でシカゴ最強組織のボスとなる[/box]
とカポネの経歴が説明されています。

そのカポネが密造酒の商売をさらに広げるために敵である組織のボスを虐殺しようとしたのが、聖バレンタインの虐殺です。

この映画を見るとシカゴの街を牛耳っていたカポネの恐ろしさや、また生活の中にギャングが入り込んでいる当時の市民の苦しみを知ることができます。

『アンタッチャブル』


アンタッチャブル (字幕版)

タイトル アンタッチャブル(The Untouchables)
監督 ブライアン・デ・パルマ
公開 1987年10月3日
製作国 アメリカ
時間 1時間59分

[box class=”red_box” title=”アカデミー賞受賞”]助演男優賞:ショーン・コネリー[/box]

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1930年の9月から始まる映画『アンタッチャブル』では、聖バレンタインの虐殺事件から1年7ヶ月後のアル・カポネの姿を見ることができます。

敵対するギャングを始末しシカゴのギャングのボスとなったカポネは、その勢力を伸ばしシカゴの街を支配していました。

その姿は、「カポネがシカゴの市長」と言われるほどでした。

色んな場所に手を伸ばしビジネスも拡大させていたカポネはもはや敵なしの状態でしたが、そんなカポネの前に財務省の特別捜査官エリオット・ネスがやってきます。

ネスはなんとかしてお酒の密売をおこなっているカポネを逮捕しようとするのですが、一筋縄ではいきません。

多くの血が流れる中で、ネスたちアンタッチャブルのメンバーはカポネを脱税容疑で告訴するところまでなんとかたどり着きます

実際にカポネを告訴するまでのネス達の捜査を描いたのが、映画『アンタッチャブル』です。

『カポネ』


カポネ(字幕版)

タイトル カポネ(Capone)
監督 ジョシュ・トランク
公開 2021年2月26日
製作国 アメリカ
時間 1時間43分

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1931年10月17日、脱税の罪で有罪判決を言い渡されたアル・カポネは、11年の懲役刑となります。

その後、服役したカポネでしたが、子供の頃に患っていた梅毒が悪化してしまいます。

11年の刑を終え釈放されたカポネの姿に、シカゴを支配していたギャングのボスという面影は全くありませんでした。

梅毒の悪化により彼は心身ともに衰弱しきっていたのです。

そんな服役後のアル・カポネを描いた映画が『カポネ』です。

48歳には見えないほど衰えてしまったカポネは病気により、認知症も発症していました。

フロリダで家族に世話されるカポネには、昔のような脅威を感じることができませんが、家族は彼に別の恐怖を感じています。

さらに病魔に蝕まれていくカポネ自身は、昔の自分自身の恐ろしさをひしひしと感じてもいました。

ギャング時代のカポネの作品はたくさんありますが、その後のカポネに焦点を当てた映画『カポネ』は、一時代を築き上げた男の悲しい晩年の姿を見ることができる作品です。

まとめ

禁酒法時代に恐怖によってその名を広めたギャング アル・カポネは、数々の作品で描かれるほどある一時代シカゴを支配した人物でした。

そんなカポネの人生がわかる映画を4本紹介しています。

カポネがのしあがっていく様子から、カポネが起こした残虐な事件、さらにはカポネが逮捕されるまでと服役後の晩年。

この4作品を見ると一通りカポネが歩んだ人生を知ることができると同時に、その裏で苦しめられていた当時の市民の苦悩と怒りと恐怖を感じることもできるようになっています。

 

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