ブレードランナーの世界 2019年〜2049年の間に起こった出来事


奴隷として働いていた人間そっくりのロボット レプリカントが、2019年に植民地から脱走したことで、人間とレプリカントの戦いが始まります。そしてその戦いはますます激しさを増していくことになります。ここでは「ブレードランナー」が描いた2019年〜2049年の人間vsレプリカントをまとめてみました。

『ブレードランナー』


ディレクターズカット ブレードランナー 最終版(字幕版)

タイトルブレードランナー(Blade Runner
監督リドリー・スコット
公開1982年7月3日
製作国アメリカ/イギリス
時間1時間57分

21世紀初めにアメリカのタイレル社は、レプリカントと呼ばれる人間そっくりのネクサス型ロボットの開発に成功します。

なかでもネクサス6型のレプリカントは、人間よりも優れた敏捷性を持っていて知能も人間に匹敵していました。

そのためレプリカントは人間の奴隷として他の惑星の探索を行なう任務についていましたが、ある時彼らは人間に対して反乱を起こしてしまいます。

そこで人間は地球にやってきたレプリカントを処分するブレードランナー特捜班を立ち上げたのです。

映画『ブレードランナー』の舞台は、そんな人間とレプリカントが戦う2109年ロサンゼルスが舞台になっています。

>>>映画『ブレードランナー』についてはこちら

2019年の出来事

・宇宙植民地のレプリカント(ネクサス6型)6体がスペース・シャトルを奪って地球に密航

ネクサス6型には4年という寿命が設定されているため、レプリカントは寿命を延ばすために自分達の製造者を探す

元ブレードランナーのデッカードは、密航したレプリカントを処分するよう指示される

・デッカードはタイレル社でレイチェルと出会う
(レイチェルは人間以上のロボットで、タイレルの姪の記憶を移植されている)
(ネクサス6型と違って寿命はない)
(*1992年に公開されたディレクターズ・カット版では、レイチェルには寿命がないというナレーションは削除されています)

・自分がレプリカントだと気がついたレイチェルは、タイレス社から脱走

・地球に密航したレプリカントは4体が処分され1体が寿命を迎える
(残りの1体については映画の中で言及されていません)
(*2007年に公開されたファイナル・カット版ではレンプリカントの数が修正されています。)

・レイチェルにも処分命令が下されるが、デッカードはレイチェルを連れて逃げる

『ブレードランナー ブラックアウト 2022』

タイトルブレードランナー ブラックアウト 2022(BLADE RUNNER: BLACK OUT 2022)
監督渡辺信一郎
公開2017年9月27日

映画『ブレードランナー』で描かれた2019年の世界の、その後を描いた短編アニメ『ブレードランナー ブラックアウト 2022』。

こちらの作品は、『ブレードランナー』〜『ブレードランナー 2049』までの30年の間に何が起きたかを描いた3本の作品内の1つで、2022年のロサンゼルス描いた物語になっています。

2022年の出来事

・レプリカント ネクサス6型は寿命を終え絶滅

・タイレル社は寿命の長いネクサス8型を製造開始

・人間史上主義運動勃発
人間は登録データを元にレプリカントとを見つけ出し次々と処分

・惑星カランサから5名のレプリカント脱走

ブラックアウト
レプリカントは核ミサイルを発射し爆発させ、その電磁パルスによって電子機器を破壊
真っ暗な暗闇はロサンゼルスを襲う

・同時にレプリカントはデータセンターのバックアップを破壊
レプリカントの登録データが消滅

・レプリカントの製造禁止
タイレル社崩壊

『2036: ネクサス・ドーン』

タイトル2036:ネクサス・ドーン(2036: Nexus Dawn)
監督ルーク・スコット
公開2017年9月29日

ブラックアウト後の2036年ロサンゼルスが舞台。

大停電後、大飢饉が人類を襲いますが、ニアンダー・ウォレス は公共の利益を作り出し公衆衛生を守り多大な貢献をもたらしていました。

2036年の出来事

・2022年から続くレプリカント禁止法が守られている世の中

・ウォレスは議会にレプリカントの製造を認めるように訴えるが、執政官達はウォレスの提案を却下

ウォレスは自分が作ったレプリカントを執政官達に見せる
(レプリカントを製造することは犯罪)

・ウォレスが作ったレプリカントは「顧客の要望に応じた寿命を持ち」「反抗することも逃亡することもない」人間に従うレプリカント

・ウォレスは自分に従順なレプリカントを執政官達に示し、レプリカントの製造についての決断を迫る

(・映画『ブレードランナー』の2019年の世界で広告で募集していた希望の土地「オフワールド・コロニー」は、2036年には順調に移住が進んでいる。)

 

『2048: ノーウェア・トゥ・ラン』

タイトル2048: ノーウェア・トゥ・ラン(2048: NOWHERE TO RUN)
監督ルーク・スコット
公開2017年10月3日

舞台は2048年ロサンゼルス

2048年の出来事

・LA PD(ロサンゼルス市警)はレプリカントに対する警戒から、街の中の巡回を強化

・レプリカントのサッパーは街で襲われている顔見知りの親子を助けたことで、自分がレプリカントだとバレてしまい慌てて逃げ出す

・逃げたサッパーが落とした書類を拾った男は、電話で謎の人物にサッパーの住所を教える

『ブレードランナー2049』


ブレードランナー 2049 (字幕版)

タイトルブレードランナー 2049(Blade Runner 2049)
監督ドゥニ・ヴィルヌーヴ
公開2017年10月27日
製作国アメリカ
時間2時間44分

舞台は2049年ロサンゼルス

2020年代に生態系が崩壊するが、企業家ウェレスが合成農業によって飢餓を回復します。
(『2036: ネクサス・ドーン』執政官達の会話の内容)

ウォレスはタイレル社の資産を買い取り新しいレプリカントの製造を始めました。

タイレル社が作ったネクサス8型は旧型となり「解任」の対象とされ、ブレードランナーと呼ばれる捜査官によって追跡されていました。

2049年の出来事

・ウォレスは新たなレプリカントを作り地球外を植民地化し、今では9つの植民地が存在する

・記憶創造者はウェレスと契約し、レプリカントのための過去の記憶を作っている

・レプリカント差別は残っている

・ウォレスはさらに地球外植民地を増やすためレプリカントを製造いていたが、製造が追いつかない状況

・ウォレスはタイレル社が子供を産むレプリカントを作っていたことを知り、子供を見つけ出すよう指示(母親のレプリカントはすでに死亡)
レプリカントが子供を産めるようになれば、大量のレプリカントを製造することが可能になる

・ブレードランナーのK(レプリカント)は子供を産んだレプリカントの遺体を発見

・秩序が乱れることを恐れた上司マダムは、Kに全ての痕跡を消すように指示
→レプリカントから生まれた子供の解任を指示

・大停電によりそれ以前のレプリカントのデータはほとんど残っていない

・捜査から子供はデッカード捜査官とレイチェルの間に生まれた子供と判明
(子供は2021/6/10に誕生)

・放射能汚染により人が住めない場所がある
(2022年の核爆発)

まとめ

映画『ブレードランナー』の舞台は2019年、その続編となる『ブレードランナー2049』は2049年の出来事を描いています。

この30年の間に何があったのかは3本の短編作品を見ることで分かるようになっていて、核爆発・大停電・ウォレスの台頭など『ブレードランナー2049』に関係あることが描かれています。

『ブレードランナー』から始まる5本の作品を合わせると、『ブレードランナー』に登場したデッカードとレイチェルの1つ物語になっていました。