映画で描かれる未来の2022年。映画作品の中には未来である2022年を描いた作品がいくつかあります。そこで未来2022年はどんな世界として描かれているのかを調べてみました。ここでは未来の西暦2022年を描いた映画を紹介します。
「ソイレント・グリーン」
タイトル | ソイレント・グリーン(Soylent Green) |
監督 | リチャード・フライシャー |
公開 | 1973年6月9日 |
製作国 | アメリカ |
時間 | 1時間37分 |
舞台は西暦2022年のニューヨーク。
人口が増えすぎた社会では食糧・家・仕事などが不足しています。
特に食糧不足が深刻な問題になっていて、政府はソイレント社と手を結びソイレント社の作る高栄養食品が市民に配給されていました。
また、環境破壊は進み既に美しい自然はどこにも残っていません。
気温は上昇し水や土壌が汚染されてしまったことで、植物や生物の多くが絶滅してしまった世界です。
そんな荒廃した社会で生きる人々の悲しい運命、さらに政府がひた隠しにする恐ろしい秘密が隠されているのが、『ソイレント・グリーン』の描いた未来の2022年です。
「パージ」
タイトル | パージ(The Purge) |
監督 | ジェームズ・デモナコ |
公開 | 2015年7月18日 |
製作国 | アメリカ |
時間 | 1時間25分 |
映画『パージ』の舞台は2022年3月21日のアメリカ。
失業率1%犯罪率過去最低で暴力はほとんど存在しない社会となったアメリカでは、経済成長を遂げ多くの人が平和に暮らしていました。
それは新たな建国者によって制定された「パージ」の日のおかげです。
パージの日は犯罪が合法化され殺人も許される日です。
夜7:00〜翌朝7:00まで街は無法状態となり、あらゆる犯罪が許されるのです。
2022年のアメリカはユートピアのように見えますが、理想郷を作るために弱者の排除が行われている社会だったのです。
「ブレードランナー ブラックアウト 2022」
タイトル | ブレードランナー ブラックアウト 2022(BLADE RUNNER: BLACK OUT 2022) |
監督 | 渡辺信一郎 |
公開 | 2017年9月27日 |
映画『ブレードランナー』のその後の世界を描いた短編アニメ『ブレードランナー ブラックアウト 2022』。
タイトル通りその舞台は2022年です。
新しいレプリカントが製造されますが、人間至上主義運動が勃発し、レプリカントは人間によって殺され始めていました。
そんな中、レプリカントは人間に対した反乱を起こします。
核爆発を起こし電磁パルスによってあらゆる電子機器を破壊し、ブラックアウトを起こします。
それと同時にデータセンターのバックアップを破壊して、レプリカントの登録データを消滅させました。
『ブレードランナー ブラックアウト 2022』で描かれる2022年は、愚かな人間に対してロボットのレプリカントが反乱を起こす世界になっていました。
>>>ブレードランナーの世界 2019年〜2049年の間に起こった出来事
まとめ
2022年の未来を描いた映画作品。
ここでは「ソイレント・グリーン」・「パージ」・「ブレードランナー ブラックアウト 2022」を紹介しましたが、全て2022年はディストピアでした。
どの作品も2022年よりも前に作られた作品ですが、環境破壊・食糧問題・格差社会・AI問題などどれも現代社会の課題になっているものばかりです。
今回取り上げた作品は社会風刺作品であると同時に、未来の私たちへの警告なのかもしれません。