映画『ハルク』神になりたい父とトラウマを負った息子の戦い


幼い頃におったトラウマにより、子供の頃の出来事を思い出せないブルース。彼のトラウマに関係していたのは、実の父親でした。軍で生物兵器を防ぐ方法を研究していたブルースの父。しかし彼はやがて免疫細胞を操作することに取り憑かれてしまったのです。

『ハルク』作品情報


ハルク 4K Ultra HD+ブルーレイ

タイトル ハルク (Hulk)
監督 アン・リー
公開 2003年8月2日
製作国 アメリカ
時間 2時間18分

Rotten Tomatoes

あらすじ

(引用:MIHOシネマ

「変身」遺伝子

アメリカ軍の元で生物兵器を防ぐための研究を行なっていた科学者デヴィッド・バナー。
しかし彼は生物兵器を防ぐことはできないという結論に至ります。

そこで彼は人間の細胞の免疫性を高めた方が、生物兵器を浴びても確実に生きることができると考えたのです。

軍は「免疫性を操作することは危険だ」と言い実験を中止しますが、デヴィッドは密かに実験を続けていました。
免疫細胞の遺伝子を改造したデヴィッド。
彼はその成果を確かめるために自分の体を実験台にします。

改造した遺伝子を自分の体に注入したデヴィッドでしたが、しばらくして妻に「妊娠した」と告げられます。

デヴィッドの改造遺伝子を受け継いで生まれたのが、ブルース・バナーだったのです。

ブルース・バナーは生まれた時から変身遺伝子を持っていて、何かをきっかけにいつ変身してもおかしくなかったのです。

ただブルースは自分を抑えて我慢する性格でした。
それが彼を変身させずに済んでいたのです。

しかしある事故によってついにブルースの体内の変身遺伝子が目覚めてしまったのです。

ハルク誕生

自らの遺伝子を操作した父親から生まれたブルース。

彼の体内には変身遺伝子が生まれた時からありましたが、しかしその遺伝子は眠ったままの状態でした。

何も知らずに大人になったブルースでしたが、気がつけばあったこともない父親と同じ科学者でになっていました。

そこで出会った1人の女性ベティー。
彼女はナノテクノロジーの研究を行なっています。

ベティーはナノメッド(医薬)を体内に吸収することで、傷ついた細胞を修復させようとしていました。
しかし吸収したナノメッドを活性化させるためには、ガンマ戦を照射する必要があります。

ブルースはベティーの実験を手伝っている時に、事故に遭いナノメッドとガンマ線の両方を浴びてしまいました。

そのガンマ戦が起爆剤となり、ブルースの中に眠っていた変身遺伝子を目覚めさせてしまいます。

幼い頃自分に起こったことを覚えていないブルース。
彼は幼い頃の記憶を抑制していました。

彼が幼い頃を経験した出来事はトラウマとなり、心に傷を残していたのです。

「怒り」を感じるとハルクに変身してしまうブルース。
その怒りが彼が吸収したナノメッドを活性化させ、心の傷を治そうともしていました。

心の傷が治るにつれて思い出す、両親との出来事。
それはますます彼に怒りを与えることになってしまいます。

そして緑の巨人ハルクは怒りによって制御できなくなり、暴れ出してしまったのです。

 

父VS息子

息子がついに変身したことを知った父親デヴィッド。
その姿を見たデヴィッドは自分が「神」になったと思ってしまいます。

そして息子と同じようなパワーを手に入れたいと願うようになりました。

ナノメッドを吸いガンマ戦を自ら浴びて、息子のように変身しようとするデヴィッド。
彼は莫大なエネルギーを吸収し全ての物質と融合できるようになりましたが、不安定な状態です。

そこでデヴィッドは息子ブルースのエネルギーを吸収して、ハルクの持っているパワーを得ようとしました。

デヴィッドはハルクになった息子からどんどんエネルギーをしていきます。

ただし実験段階のナノメッドには欠点が。
吸収しすぎてどんどん膨らんでしまうのです。
カエルを使用した実験では、カエルは爆発していました。

ブルースは父親を倒すためにハルクの力をどんどん吸収させます。
すると父親は大きくなりすぎてしまいました。
パワーを吸収しすぎて制御不能になってしまったデイヴィッドは、軍によって攻撃を受け死んでしまいました。

ブルースはやっと自分を作った父親を倒すことができたのです。

父親を倒し新たな世界に旅立ったブルースは、変身遺伝子と共存しながら生きていくことを選んだのです。

まとめ

「神」のようになりたかった父親によって作り出された息子ハルク。

父親はやがて自分よりも能力を持っている息子を妬み、彼の能力を手に入れたいと思うようになりました。

そんな父親を倒すためにブルースは、父親と戦うことを決めます。

これまで自分の中に抑え込んでいた怒りを全て解放させ、ブルースは父親を倒したのでした。