名探偵シャーロック・ホームズと相棒のワトソンが挑む難事件。死んだはすの犯人が蘇ってしまうという事件の真相を暴くのが2009年版の映画『シャーロック・ホームズ 』です。婚約者メアリーとの生活を始めようとるワトソン。しかしシャーロックは相棒が奪われることが面白くないようです。しかもそこにシャーロックが唯一愛した女性アイリーンも戻ってきくるのです。
『シャーロック・ホームズ 』作品情報
タイトル | シャーロック・ホームズ (Sherlock Holmes) |
監督 | ガイ・リッチー |
公開 | 2010年3月12日 |
製作国 | イギリス/アメリカ/オーストラリア |
時間 | 2時間8分 |
Rotten Tomatoes
あらすじ
(引用:MIHOシネマ)
ホームズと愉快な仲間達
映画『シャーロック・ホームズ 』のエンドクレジットには、「アーサー・コナン・ドイル卿の創造したキャラクターに基づく」という文章が流れます。
もちろんこれは、あのコナン・ドイルが書いた「シャーロック・ホームズ」シリーズに登場するキャラクターに基づいていますよという意味です。
世界中の人が知っている「シャーロック・ホームズ」を元にした映画で、このような文章を流したのには意味がありました。
というのは、映画『シャーロック・ホームズ 』はコナン・ドイルの書いた小説にはないオリジナルストーリーになっているからです。
でも登場キャラクターはコナン・ドイルが創造したものが元になっているので、「シャーロック・ホームズ」好きにはお馴染みのキャラクターが次々と登場します。
もちろん主人公はシャーロック・ホームズ。
ベイカー街221Bに住んでいます。
相棒ワトソンの手術用の薬品を盗んで自分に投与するあたりは、原作の薬物依存症と重なります。
そんなシャーロックの相棒はもちろんワトソン。
原作通り医師でアフガン戦争に従軍しています。
映画『シャーロック・ホームズ 』では、ワトソンが婚約シャーロックと暮らした部屋を出ていくことが決まっています。
ホームズはワトソンが出て行くことが寂しくて、ワトソンの婚約者メアリーに対してひどいことを口にしてしまいます。
しかもワトソンにもメアリーの悪口をいうなど、嫉妬から子供じみたことをしています。
でもシャーロックにももちろん愛した女性はいます。
それはアイリーン・アドラー。
彼女は逃げ惑う犯罪者ですが、シャーロックアイリーンの元を忘れることができません。
自分と同じように頭の良いアイリーンに、かなり惹かれているのがシャーロックです。
そのアイリーンをシャーロックに近づけたのは、モリアーティ教授です。
アイリーンの弱みを握り、彼女を操ってシャーロックに近づけます。
今回は名前だけで顔を見ることはできませんでしたが、原作通りこのモリアーティがシャーロックの最強の相手となりそうです。
それ以外にもレストレード警部やハドスン夫人など、シャーロックの周りにいるお馴染みのメンツが登場した映画『シャーロック・ホームズ 』。
新しい物語を読んでいるようで、シャーロック・ホームズ好きにはワクワクしてしまう展開になっていました。
テンプル修道会
映画『シャーロック・ホームズ 』でシャーロックが関わることになるのが、テンプル修道会。
テンプル修道会と聞くとテンプル騎士団を思い出してしまいますが、テンプル騎士団をモチーフにしたような修道会になっています。
テンプル修道会は密かに国を操っています。
そして彼らは地下である儀式を行っていました。
古代エジプトの王ファラオを崇拝している彼らにとって、スフィンクスは神聖なる物です。
スフィンクスは、ファラオの顔とライオンの体を持ちます。
各文化によって色んなスフィンクスがいますが、映画『シャーロック・ホームズ 』で描かれるスフィンクスは、ライオンの足・雄牛の尾・鷲の翼・人間の頭を持っています。
そしてこれが事件を解く鍵となっていたのです。
この謎を解いたシャーロックは、テンプル修道会の指導者となったブラックウッド卿が世界を支配しようとしていることに気がつきます。
もちろんブラックウッド卿は黒魔術など使っておらず、それには全てトリックがありました。
その謎を全て解き事件が解決したと思っていたシャーロックとワトソンでしたが、実はその裏でモリアーティは着々と動き出していたのです。
まとめ
世界中で愛されているコナン・ドイルの創り出したシャーロック・ホームズ。
映画『シャーロック・ホームズ』はオリジナルストーリーでしたが、原作を元にしたキャラクター設定になっていました。
ファンであれば知っているお馴染みの顔ぶれが登場し、嬉しくなってしまう作品でもあります。
無事に事件を解決したシャーロックでしたが、彼はその裏でモリアーティを知ります。
どうやらシャーロックがモリアーティと戦うことになるのは、もう少し先のようです。