ゾンビだらけになったゾンビランド。引きこもりの青年は、マイルールのおかげで無事に生き残ることができました。ここでは青年の命を救ったルールーを紹介します。それと同時に彼が現実世界で手にすることが出来なかったけれども、ゾンビランドになったからこそ手に入れたもの、それも紹介します。
『ゾンビランド』作品情報
タイトル | ゾンビランド(Zombieland) |
監督 | ルーベン・フライシャー |
公開 | 2010年7月24日 |
製作国 | アメリカ |
時間 | 1時間28分 |
Rotten Tomatoes
あらすじ
(引用:MIHOシネマ)
生き残るためのマイルール
オタクの引きこもり大学生。
彼がゾンビランドで生き残ることが出来たのは、必ず守るルールがあったからです。
[box class=”red_box” title=”サバイバルルール”]1.有酸素運動
2.2度撃ち(2度打ち/2度轢き)
3.トイレに用心
4.シートベルト
7.旅行は身軽に
17.ヒーローになるな
18.準備運動
22.怪しい時は出口を確保
31.後部座席を調べる
32.細やかな物を楽しめ[/box]
オタク青年はこの32のルールを守ることで、ゾンビランドで生き残っていたのです。
ただし32あるはずのルールですが、『ゾンビランド』の中では上記の10個しか登場しません。
しかも彼はどんどんルールを追加していました。
タラハシーにあって彼から教わったのが、32番目のルール「細やかな物を楽しめ」でその場でメモしていました。
なので、この先もこのルールがどんどん増えていくでしょう。
ただし、時にはこのルールを破る時もあります。
それは愛する女性を見つけた時。
オタク青年はピエロが大嫌いでしたが、愛する女性と助けるためにピエロに挑みます。
彼は17番目のルールを破り、ヒーローとなってゾンビからウィチタを救い出したました。
オタク青年のいいところ。
それは臨機応変にルールを変更できるところかもしれません。
彼はそのおかげでゾンビランドを生き残り、さらには人生初の彼女をゲットしたのです。
ゾンビランドで手にしたもの
ゾンビランドになる前の世界。
そこで人をゾンビのように避けてきたのが、『ゾンビランド』の主人公です。
彼は神経質で人が嫌いなため、誰とも交わらない生活を送っていました。
それは家族や友人もです。
そのためいつも1人でいた主人公。
それでも彼は家で好きなピザを片手に、ゲーム三昧な生活に満足していました。
『ゾンビランド』の主人公は自分の殻に閉じこもり、自分だけの世界で生きていたのです。
しかし彼はゾンビランドで生き残るために、他人と一緒に暮らすことになります。
一緒にいるのに本名を教えず、程よい距離感を保つゾンビランドのサバイバー達。
でもいつしか彼は人といることで、他人のことを理解し始めていました。
言葉に隠された見えない心の中。
主人公はそんな相手の本当の気持ちに気がつき始めました。
さらに愛する女性と出会ったことで、ルールを破り自分の殻を破りました。
そして共にゾンビと戦ううちに、サバイバー4人は信頼で結ばれていました。
いつしか「家族」となっていた4人。
それはゾンビランドになる前の世界で主人公が手にすることのできなかたものです。
自分の世界で生きたいたため得ることのできなかった「家族」や「友人」。
家から出て自分の殻を打ち破ったことで、主人公は欲しかったものを手にしたのです。
ゾンビランドでゾンビと戦ううちに、いつしか主人公は成長していました。
そして「仲間がいなきゃゾンビと変わらない」と気が付いたのでした。
まとめ
ゾンビランドでゾンビと戦ううちに成長していくオタク青年の姿を描いた『ゾンビランド』。
それは日常生活で人と交わらないことでゾンビになっていた主人公が、ゾンビランドで人間になる物語でした。
外に出ることは怖くて臆病になることもあるけど、飛び出してみたらそこには仲間がいる。
『ゾンビランド』は引きこもりの人を応援する映画にもなっていました。