映画『宇宙戦争』(1953年)火星人を前に無力な地球人 地球を救ったのは創造主だった


ある日突然、森の中に落ちてきた隕石。町の人はそれが隕石だと思い込み隕石に近づきますが、それは隕石ではなく火星からやってきた火星人でした。友好のために火星人に近づく人間たちでしたが、火星人はそんな地球人をいとも簡単に分解してしまいました。地球を侵略にやってきた火星人。そんな彼らを前にして地球人はなす術がなかったのです。

『宇宙戦争』(1953年)作品情報


宇宙戦争(1953) スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]

タイトル 宇宙戦争(The War of the Worlds)
監督 バイロン・ハスキン
公開 1953年9月1日
製作国 アメリカ
時間 1時間25分

Rotten Tomatoes

アカデミー賞受賞
・特殊効果賞

あらすじ

突如飛来した隕石の中から出現する奇怪な円盤群。

それは、圧倒的火力で街を焼き払い、軍隊をも壊滅させていった。

最後の手段と思われた原爆でも駆逐できず、世界各地で破壊が続く。遂に人類に打つ手は無くなった……。

(出典:https://www.allcinema.net/cinema/2465)

地球にやってきた火星人

最期の時を迎えつつある火星。
その星で暮らす住人たちは、生き延びるために移住できる星を探していた。

そんな時、彼らは温暖で美しい緑と豊かな水に恵まれた地球を発見する。
そして彼らは地球への移住を決めたのでした。

何も知らない地球人は、火星人の侵略を隕石と間違えてしまいます。
さらにそれが火星人だと分かっても、友好の印を示しながら彼らに近づいたのです。

しかし火星人は地球人と友好関係を結ぶつもりは全くありません。
触手の先にある「目」のようなものから光線を出すと、建物だけでなく人間も次々と分解したのです。

この光線は原子の結合を破壊し物質を破壊する光線です。
この光線の前に人類は全く歯が立たなかったのです。

それでも過去2回の世界大戦を戦ってきたアメリカ軍。
彼らは核爆弾を火星人に向かって落とすことを決めます。
これが人類のできる最後の攻撃ということで、多くの人の期待を背負って行われた核攻撃。

しかし火星人は特殊なシールドで守られていて、核爆弾させ意味をなしませんでした。

もはや攻撃の手段を失ってしまった地球人。
アメリカだけでなく全世界で火星人により侵略が始っていました。

もはや人類はこれまでだと誰もが思ったその時、奇跡がおきます。
火星人の乗ったマシーンが動きと止めたのです。

そして火星人はそのまま死んでしまいました。

人類のどんな攻撃にも屈しなかった火星人ですが、彼らは小さな細菌に負けたのです。
彼らは細菌に対する免疫を持っていませんでした。

人類の手ではどうすることもできなかった火星人は、神の創り出した最小のものによって地球は救われたのでした。

地球を救った創造主

第1次世界大戦で地球上のあらゆる場所で殺戮を繰り広げた人類は、第2次世界大戦では本格的に科学兵器を導入し、世界中に未曾有の破壊をもたらしました。

自分たちの住む地球で破壊行為を繰り返す人類たちでしたが、ある日突然火星人により地球を破壊され始めます。

どんな攻撃を行っても敵わない火星人。

人類は「敗北」を覚悟し始めます。
そして『宇宙戦争』の舞台であるアメリカ人が最後に集まったのは教会でした。

教会で神に祈り続ける人、牧師の言葉を聞きながら覚悟を決める人、教会に集まった人の気持ちは様々でしたがみんな教会で最期の時を迎えようとしていました。

火星人を初めて見た牧師は、意思の疎通を図ろうとします。
牧師は彼らを人類のはるかに優れた「創造主に近い存在」と考えたのです。
そして牧師は彼らに近づきましたが、光線によって分解されてしまいました。

彼らは創造主ではなかったのです。

人類のほとんどが諦めの境地になった時、人類にできなかったことを創造主が行います。
創造主の造った小さな細菌で火星人を倒したのです。
創造主の優れた知識によって、地球は救われたのでした。

最期を迎えようとしている時、教会に集まり創造主に祈った人類のために、創造主は地球を救ったのです。

まとめ

何度も映画化されている『宇宙戦争』。

1953年版の『宇宙戦争』では2回の戦争を冒頭で描くことで、人類がどれだけ地球を破壊しようとしていたかを伝えます。

そして火星人が攻め込んできた時に何もできない人類を描くことで、私たちの無力さや愚かさを見せようとしたのかもしれません。

最後に地球を救ったのは人類ではなく、創造主だったのです。


宇宙戦争 (角川文庫)