『ザ・シンプソンズ』シーズン5第4話の元ネタはあの有名な映画『市民ケーン』


『ザ・シンプソンズ』シーズン5第4話「バーンズのテディベア」。このエピソードの元ネタはあの何度もアメリカ映画1位に輝いた映画『市民ケーン』です。スプリングフィールドの原子力発電所の社長で大金持ちのバーンズ。彼は新聞王ケーンと同じように幼い頃に億万長者に引き取られたのです。そして今のバーンズになってしまったのでした。

『ザ・シンプソンズ』シーズン5第4話「バーンズのテディベア」


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バーンズは誕生日の前の日の夜、幼い頃大切にしていた熊のぬいぐるみ「ボボ」を置き去りにしてしまったことを思い出します。

「ボボ」のことを思い出し元気がなくなってしまったバーンズ。

彼はなんとかしてその「ボボ」を取り戻そうとするのでした。

市民ケーン

今回のエピソードの元ネタは映画『市民ケーン』です。

エピソードの冒頭のバーンズの屋敷のシーンは全く映画『市民ケーン』と同じ内容でした。

しかもこのエピソードの邦題はバーンズのテディベア」ですが、原題は「Rosebud 」です。
ローズバッドと言えば、『市民ケーン』の中でケーンが死ぬ間際に言った言葉で、その言葉の意味を新聞記者達が調べるところから『市民ケーン』の物語は始まりました。

さらに『市民ケーン』の名前はチャールズ・フォスター・ケーン。
バーンズの名前はチャールズ・モンゴメリー・バーンズとまさしくケーンとバーンズは重ねられているのです。

ケーン同様バーンズはお金持ちですが、自分のことばかり考えているのでスプリングフィールドの嫌われ者です。
ただケーンは最後に誰も残りませんでしたが、バーンズのそばにはいつも秘書のスミザーズがいます。
それがバーンズにとっては唯一の救いなのかもしれません。
だからバーンズは今でも好き勝手に振舞うことができているのです。

そんなバーンズが幼い頃家に起きてきてしまった熊のぬいぐるみ「ボボ」を探すのが、今回のエピソードのなっていました。

お金では手に入れられないもの

映画『市民ケーン』ではケーンはお金で全てのものを手に入れいました。
しかしそのために彼は家族や友人を失うことになってしまいます。

バーンズの「ボボ」を手に入れたホーマー一家は、なんとかしてバーンズと高値で「ボボ」を取り引きしようととします。

最初はそんな取引に応じないバーンズでしたが、彼もまたボボを手に入れるためならホーマーの条件を飲もうとします。

しかし、ホーマーの家にやってきた「ボボ」はマギーのお気に入りのぬいぐるみになっていました。

ホーマーはお金のために「ボボ」をバーンズに渡そうとしますが、マギーの悲しそうな目を見て「ボボ」を渡すのをやめます。

彼はお金よりも家族を選んだのでした。
いつも自己中なホーマーですが、たまに見せる家族愛。
今回はマギーのために家族愛を見せてくれました。

彼はお金よりも家族を選び、『市民ケーン』のケーンとは違う選択をしたのでした。

まとめ

映画『市民ケーン』をもとにした『ザ・シンプソンズ』シーズン5第4話「バーンズのテディベア」。

『市民ケーン』の内容を知っているとより面白さを感じることができるエピソードです。

「お金」にとりつかれたケーン、バーンズ、ホーマーですが、ケーンには無かったものをホーマーが見せてくれる家族愛のエピソードにもなっていました。