突然マンハッタンが何かによって破壊された。たまたま送別会を行なっていた若者達が何から逃げながら撮影を続けていた。それはのちに国防総省で保管されている記録映像となった。あの時、マンハッタンで何が起きたのか?その様子は映像に残っているが、答えはわからないままだった。
『クローバーフィールド/HAKAISHA』作品情報
クローバーフィールド/HAKAISHA スペシャル・コレクターズ・エディション [Blu-ray]
タイトル | クローバーフィールド/HAKAISHA(Cloverfield) |
監督 | マット・リーヴス |
公開 | 2008年4月5日 |
製作国 | アメリカ |
時間 | 1時間25分 |
Rotten Tomatoes

あらすじ
ニューヨーク、マンハッタン。
ある夜、仕事で管理職への就任が決まり日本へ栄転となったロブを祝うため、アパートの一室で送別パーティーが開かれていた。
ところがそのさなか、外で突然爆音が響き渡る。
ロブたちが屋上へ出てみると、街の一部で爆発炎上している凄惨な光景が広がっていた。さらに、間もなくその惨禍は彼らにも及び、一瞬にして街一帯がパニック状態となる。
そして、人々はこの事態を引き起こした元凶でおよそ地球上には存在し得ない巨大な怪物を目の当たりにするのだった…。
(出典:https://www.allcinema.net/cinema/329614)
マンハッタンを襲ったHAKAISHA
突如マンハッタンに現れたHAKAISHA。
その夜、送別会を行なっていた若者達は、突然に出来事に何が起きたのか分かっていなかった。
ニュースではマンハッタンで地震にような強い揺れがあったと流れている。
そしてその影響でニューヨーク港では石油タンカーが転覆したと言っていた。
しかし情報はそれだけしかない。
慌てて外に出た若者達。
そこに転がっていたのは、なんと自由の女神の頭だった。
そして向こうから巨大なモンスターが襲ってくる。
逃げ惑う市民。
しかしその正体がなんのか全く分からない。
結局『クローバーフィールド/HAKAISHA』では、それの正体がなんなのか最後まで分からないままで終わってしまう。
だって私たちが見ているのは、一般人が撮影した記録ビデオだから。
途中で軍隊が助けてくれるが、彼らも怪物の正体は教えてくれなかった。
しかも怪物の体から何かが降って来た。
それは地上に落下すると突然人間を襲い出した。
その正体も全く分からない。
とにかく逃げることしかできないのだ。
何の情報もない中で恋人を助け、逃げようとうする主人公達。
しかも途中で仲間を次々と失ってしまう。
国防総省で保管された記録映像には、マンハッタンを破壊する謎の怪物と無力な人間の姿だけが残されていた。
だからこそ最後の「いい1日だった」という言葉が虚しく響いた。
記録映像
『クローバーフィールド/HAKAISHA』の映像は、国防総省で保管されている記録映像だ。
それはマンハッタンが破壊された日に、たまたま若者が撮影していた映像だった。
それがセントラルパークで発見され、保管されることになった。
その映像は普通に若者が残した映像、それはホームビデオだ。
本来ならば、送別会を撮影したもの。
元々は、恋人同士の1日が撮影されていたものだった。
しかし途中から怪物に襲われ、逃げ惑う様子が映されている。
一般の人が撮影した映像なので、揺れたりブレたりピントがあってなかったりする。
こういう映像に弱い人は途中でよってしまうかもしれない。
しかも途中からは必死で逃げている映像なので、ますます揺れが激しくなる。
本物の記録映像のように感じるリアルさはあるが、逆に逃げてな人もいるかもしれない映像だ。
まとめ
正体不明に怪物に突然マンハッタンが襲われてしまう。
その一部始終が映された映像だったが、最後まで見ても怪物の正体は分からない。
『クローバーフィールド/HAKAISHA』に映っていたのは、無力な若者の姿だった。
記録映像とはこういうものなのかもしれない。