映画『ファイナル・デスティネーション』死はいつでも隣り合わせ 筋書きを変えればいい


付きまとう死の恐怖。人間は生まれた瞬間最後の目的地は死である。そんな人間の運命を描いたのが映画『ファイナル・デスティネーション』。人間はいつか死ぬ。分かっているけれど、もし自分の死を予知できたら。私たちの生活は死と隣合わせだと改めて教えてくれるのが『ファイナル・デスティネーション』だった。

『ファイナル・デスティネーション』作品情報


ファイナル・デスティネーション [DVD]

タイトル ファイナル・デスティネーション(Final Destination)
監督 ジェームズ・ウォン
公開 2001年1月20日
製作国 アメリカ
時間 1時間38分

Rotten Tomatoes

あらすじ

クラスメートや教師たちとフランスへの修学旅行に心ときめかせていたアレックス。

そこは離陸寸前の飛行機の中。

が、その瞬間、飛行機は大爆発……。

それは夢だったが、これから飛行機が実際に離陸する直前で、あまりの恐怖にアレックスは“この飛行機は爆発する!”と叫びパニックに。

結局、アレックスとその混乱に巻き込まれた6人を残して離陸した飛行機は実際に爆発してしまう……。

運良く生き残った7人だったが、やがて彼らは次々に怪死を遂げていく……。

(出典:https://www.allcinema.net/cinema/161560)

デスティネーション

デスティネーションを英語表記すればDestination。
これは「目的地」「行き先」を意味する。

私たちが生まれた瞬間から、みんな同じ目的地を持って行き始める。
それは「死」と言う行き先だ。

人間はいずれ死ぬ。
それは誰もが理解していること。
でもどこかで自分にとってそれはまだ先のことを思っている。

映画『ファイナル・デスティネーション』は、私たちの生活は死と隣り合わせだと言うことを思い出させてくれる映画だった。

そして急に恐怖を感じてしまう。

まだ先のはずの死がもし今自分に迫っていたら。
人間は死から逃れられない。
でもどうせ死ぬなら。。。

少なくとも映画を見ている間は、死について考える。
人間にとって1番恐怖を感じる「死」。

襲ってくるのは怪物でも幽霊でもない。
姿の見えない死。
でもそれがなんだか理解している。

だから余計に私たちは死を恐怖に感じてしまう。

死の筋書き

主人公のアレックスは死を予知できる。
しかも誰が次に死ぬのかも分かっている。

全ては用意されている筋書きだった。
その筋書きを変えることができたら。

アレックスは筋書きを変えようと努力する。
死ぬ人を助けようとするが、結局死からは逃れられなかった。

それは人間みんな同じ。
最後には死が待っている。

でも筋書きを変え続けることができたら。

死に怯えて籠るよりも、直感を働かせて死の筋書きを変え続けるのも人生。
それでも自分で選んだ道で、自分が描いた筋書きだ。

どうせいつか死ぬのら死神の筋書きではなく、自分の筋書きを生きていたい。

「死」の恐怖を感じるホラー映画だった『ファイナル・デスティネーション』だが、ラストにはなぜか「生」を感じる映画になっていた。

映画のラストで、カーターは死んだはずだ。
そして次はまたクレアに死が迫る。

だったらアレックスが助ければいい。
次はクレアがアレックスを助ければい。

私たちの生活は死と隣り合わせなのだから。

死が迫っているのはアレックスたちだけではない、私たちも同じだ。

「死の筋書きを書き換え続けろ」そんな風にも感じることができる結末だった。

まとめ

漠然としている死が急に目の前に迫ってくる映画ファイナル・デスティネーション』。

死は怖い。
だけど怯えていても仕方ない。

自分で筋書きを書き換え生きるしかない。

「死」から始まった映画はラストでは「生」を呼び起こす映画だった。