映画『ショーシャンクの空に』独房の中で主人公の「希望」を隠し続けたポスター


無実の罪で刑務所に入ることになってしまった1人の男が持ち続けた「希望」を描いた映画『ショーシャンクの空に』。

劣悪な環境の刑務所の中で、人間として豊かであるために主人公の心の中にはいつも「希望」がありました。

ここでは主人公の希望を隠していたポスターを見ていきます。

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『ショーシャンクの空に』作品情報


ショーシャンクの空に(字幕版)

タイトルショーシャンクの空に(The Shawshank Redemption)
監督フランク・ダラボン
公開1995年6月3日
製作国アメリカ
時間2時間22分

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フランク・ダラボン監督

映画『ショーシャンクの空に』の原作はホラー作家のスティーヴン・キングが書いた中編小説『刑務所のリタ・ヘイワース』です。
(日本では『ゴールデンボーイ―恐怖の四季 春夏編』の中に収められています。)

『ショーシャンクの空に』の監督フランク・ダラボンはキングの大ファンで、この作品以外にもキングの小説が原作の『グリーンマイル』や『ミスト』などを手掛けています。

また『ショーシャンクの空に』を製作するにあたってダラボンは、映画会社キャッスル・ロック・エンターテインメントを選びました。

キャッスル・ロックとはキングの小説が原作の映画『スタンド・バイ・ミー』に登場する架空の都市の名前で、この会社は『スタンド・バイ・ミー』の監督ロブ・ライナーが設立した会社です。

映画『ショーシャンクの空に』は原作者スティーヴン・キングの作り出す世界が大好きな人たちの元で作られた映画でもあったのです。

\\スティーヴン・キングの書いた原作小説//


独房で抱いた「希望」

妻と愛人を殺したという理由で刑務所に入った主人公のアンディは、終身刑となってしまい刑務所の中でに生活が始まりました。

劣悪な刑務所の中の環境は囚人達から人間らしさを奪っていきますが、アンディは人間らしくあるためにいつも心の中に「希望」を持っていました。

誰も奪うことのできない「希望」

そしてその希望が彼を塀の外に導くことになっていくのですが、彼の希望を隠してくれるアイテムが必要でした。

それが時代の流れとともに変わる魅力溢れる女優達のポスターだったのです。

リタ・ヘイワース


ギルダ (字幕版)

「希望」のために行動を起こしたアンディが、1949年に調達屋のレッドに最初に要求したポスターはリタ・ヘイワースのポスターです。

当時リタ・ヘイワースはその魅力から男性達の間で大人気の女優でした。

それは刑務所の中で1946年に公開された映画『ギルダ』を見る囚人達の様子から伝わってきます。

『ギルダ』の中で初めてリタ・ヘイワース演じるギルダが登場すると、囚人達は声を上げて喜んでいました。

レッドも映画に釘付けで、画面の中のリタ・ヘイワースを見ながら「たまらん」と笑顔になっていました。

マリリン・モンロー


七年目の浮気 (字幕版)

アンディが刑務所に入ってから10年経った1957年には、アンディの独房のポスターはマリリン・モンローに代わっていました。

マリリン・モンローは1950年代に人気となった女優で、彼女もリタ・ヘイワースと同じようにセックスシンボルとなった女優の1人です。

アンディの独房に飾られていたのは、1955年に公開された映画『七年目の浮気』で通気口の上に立った彼女の白いスカートがめくれるという有名なシーンのポスターでした。

ラクエル・ウェルチ


恐竜100万年 [AmazonDVDコレクション]

1966年になるとアンディの独房のポスターはラクエル・ウェルチに代わっていました。

ポスターは1966年に公開された映画『恐竜100万年』のポスターで、彼女はこの作品でビキニ姿を披露していて、その体は「20世紀最高のグラマー」と言われました。

彼女もリタ・ヘイワースやマリリン・モンローと同じように、女性の魅力で男性達を虜にした女優だったのです。

まとめ

主人公アンディが塀の外に見出した希望は、各時代の魅力的な女優達によって隠され続けていました。

リタ・ヘイワース、マリリン・モンロー、ラクエル・ウェルチと3人とも男性を夢中にさせた女優達ですが、塀の中に閉じ込められてしまった囚人にとっては彼女達は唯一の光だったのかもしれません。

そんな救いをうまく利用したアンディは、彼自身の希望を手にすることに成功したのでした。