古代ギリシア時代。たった300人の兵士でペルシア帝国の大軍に挑んだスパルタのレオニダス1世。伝説に残るテルモピュライの戦いは戦場で死ぬことが最高の栄誉とされたスパルタ人の姿を描いています。スパルタ兵は負けたにも関わらずレオニダス1世と300人に兵士達は英雄となりました。ここでは『300〈スリーハンドレッド〉』と通してテルモピュライの戦いを学びたいと思います。
『300〈スリーハンドレッド〉』作品情報
タイトル | 300〈スリーハンドレッド〉(300) |
監督 | ザック・スナイダー |
公開 | 2007年6月9日 |
製作国 | アメリカ |
時間 | 1時間57分 |
Rotten Tomatoes
あらすじ
(引用:MIHOシネマ)
スパルタ王国
「スパルタ教育」でも知られている古代ギリシアのスパルタ。
厳しい軍国主義で子供を戦士として育ててる国でした。
その厳しさは『300〈スリーハンドレッド〉』の中では「アゴゲ」という儀式として描かれています。
彼らは「決して逃げるな 降参するな」という教えで強靭な兵士を作り上げました。
『300〈スリーハンドレッド〉』の舞台は紀元前480年。
当時のスパルタの王はレオニダス1世でした。
ペルシア帝国がギリシアを侵略しようとしている時代。
レオニダス1世がデルポイで神の意志を聞くと「スパルタは滅びる ギリシア全土が滅びる」という答えが返ってきます。
この時代神の言葉を伝える神宮エフォロイの言葉には絶対服従することが法律でした。
しかしレオニダスはスパルタの民を守るために、ペルシア軍と戦うことを決めます。
彼は300人の兵士を連れてペルシア帝国の大軍との戦いに出向いたのです。
テルモピュライの戦い
『300〈スリーハンドレッド〉』の中で描かれるペルシア帝国とギリシアの戦いペルシア戦争。
ペルシア戦争の中でレオニダス1世と300人の兵士とペルシ帝国の戦いはテルモピュライの戦いと言われています。
レオニダス1世が戦いの場に選んだテルモピュレ(テルモピュライ)。
『300〈スリーハンドレッド〉』では「灼熱の門」と呼ばれています。
ここは山の崖とマリアコス湾に挟まれていて、もっとも狭い場所では幅が15mしかありません。
防衛に適した場所とされていて、300人のスパルタ兵はこの場所で210万ものペルシア帝国の兵士を3日間足止めにしたと言われています。
これが『300〈スリーハンドレッド〉』で描かれた戦いです。
最終的には背後に回られスパルタ兵は敗れてしまいますが、テルモピュライの戦いが多くのギリシア兵に勇気を与えました。
そしてその後の戦いで多くの兵士を率いてギリシア軍はペルシア帝国と戦うことになるのです。
今でもテルモピュライの戦いは語り継がれ、レオニダス1世はギリシアの英雄となっています。
降伏を求めるクセルクセスに対してレオニダスは絶対に服従しません。
それは彼がスパルタ人の教えを守り通したからです。
スパルタ兵にとって戦場で死ぬことは最高の栄誉だったのです。
テルモピュライの戦いの戦いでスパルタ兵は全滅してしまいますが、ペルシア帝国の王クセルクセス1世の兄弟を2人殺しました。
そのこともまた彼らが英雄とされていることの1つなのです。
まとめ
ペルシア戦争のテルモピュライの戦いを描いた『300〈スリーハンドレッド〉』。
この映画を見るとなぜ彼らがギリシアで英雄とされているのかを知る事が出来ます。
降伏せず最後まで戦い抜いたスパルタ兵。
それはスパルタ教育による戦士としての教えを守り抜いたからだったのです。