連続殺人犯のハンニバル・レクター。食人鬼である精神科医のレクターに協力してもらい、猟奇的連続殺人事件を解決することになったのがFBIの実習生がクラリスでした。レクターに自分の話をする代わりに情報を得ることになったクラリス。クラリスはレクターからどんなヒントをもらい犯人を見つけ出したのでしょうか?
『羊たちの沈黙』作品情報
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タイトル | 羊たちの沈黙(The Silence of the Lambs) |
監督 | ジョナサン・デミ |
公開 | 1991年6月14日 |
製作国 | アメリカ |
時間 | 1時間58分 |
Rotten Tomatoes
[box class=”red_box” title=”アカデミー賞受賞”]・作品賞
・監督賞:ジョナサン・デミ
・主演男優賞:アンソニー・ホプキンス
・主演女優賞:ジョディ・フォスター
・脚色賞[/box]
あらすじ
(引用:MIHOシネマ)
ハンニバル・レクター
精神科医でありながら、連続殺人犯として収容されているハンニバル・レクター。
誰もが異常者と認める彼は、食人鬼でもありました。
そんな彼の元にやってきたのが、FBIの実習生であるクラリス・スターリングでした。
行動科学課で仕事をしたいと思っているクラリスは、捜査官のクロフォードに呼ばれてレクターに会いに行くことになります。
行動科学課は監禁中の連続殺人犯たちの心理分析を初めていました。
ほとんどが協力的でしたが、レクターだけは分析を拒んでいました。
クラリスはレクターを分析するために彼に会いに行きましたが、本当の目的は連続殺人犯バッファロー・ビルを捕まえることででした。
その意図を見抜いたレクターは、クラリスに自分の話をさせることと引き換えにバッファロー・ビル逮捕の協力しました。
レクターとクラリスの会話
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クラリスが正直に自分の過去の話をすることで、クラリスに協力することを決めたレクター。
彼は最初にヒントとして「ガの意味するところは変化」だと教えました。
遺体の喉に詰まっていたものがあるとクラリスがいうと、レクターはそれがすぐに蝶であることを当てました。
バッフォロー・ビルは変化を望んでいる。
自分が性的な倒錯者だと思い込んで性転換手術を望んでいることを伝えました。
次にレクターがクラリスに与えたヒント。
それは「彼を殺しに駆り立てる本質は?」ということでした。
その答えが分からないクラリスにレクターは「切望」だと答えたのでした。
「毎日見ている物を欲しがることから始まる」ということを元にクラリスは、バッファロー・ビルの最初の被害者が彼の友人であることに気がつきました。
そしてそこからクラリスは事件を解決して行ったのでした。
レクターとクラリスの関係
心理分析を拒み続けていたレクターは、クラリスには話をしました。
それはなぜなのでしょうか?
2人の間にはどんな関係があったのでしょうか?
2人間に結ばれていた見えない関係、それは「信頼」だったのかもしれません。
最初にレクターに会った時から真実を話続けたクラリス。
そんなクラリスに対してレクターは信頼を持ったのでしょう。
それと同時にクラリスの才能も認めていたはずです。
だからこそレクターは彼女に対して協力することを決めました。
一度は嘘をつかれてしまいましたが、それでも彼女を信頼していました。
それは彼が描いたクラリスの絵を通して感じることができます。
クラリスから子羊を助けた話を聞き、子羊を抱える彼女を描いたレクター。
この時に2人の信頼は出来上がっていました。
一方でクラリスもレクターを信用しています。
彼から渡された資料の中に絶対にヒントがあると信じたことで、犯人逮捕に繋がりました。
さらにレクターが脱獄しても自分を襲いにはこないと確信していました。
檻越しにしか話をしなかた2人ですが、その間に大きな信頼が生まれていたのです。
まとめ
ハンニバル・レクターの存在を世の中に知らしめることになった『羊たちの沈黙』。
この映画の中で描かれるレクターの狂気は犯人のバッファロー・ビルよりもはるかに怖くて、多くの人の心に残りました。
そんなレクターとクラリスの関係。
犯人探しよりも2人が檻越しに話す姿が1番頭に残っている作品でもあります。