2016年にリブート版として戻ってきた映画『ゴーストバスターズ』。メインのキャスト4人を男性から女性に入れ替え新たな物語として蘇った『ゴーストバスターズ』でしたが、1984年のオリジナル作品に徹底的にオマージュを捧げた作品となっていました。
『ゴーストバスターズ』(2016)作品情報
ゴーストバスターズ (エクステンデッド・エディション) (字幕版)
タイトル | ゴーストバスターズ(Ghostbusters) |
監督 | ポール・フェイグ |
公開 | 2016年8月19日 |
製作国 | アメリカ |
時間 | 1時間56分 |
あらすじ
(引用:MIHOシネマ)
1984年の『ゴーストバスターズ』
1984年に大ヒットした『ゴーストバスターズ』は1980年代を代表する映画でもあり、一大ブームを巻き起こした作品でもありました。
5年後には続編となる『ゴーストバスターズ2』も作られ、その人気は不動のものとなりました。
その後さらなる続編を望む声とともに何度も続編を製作しようとしましたが、結果続編が作られることはありませんでした。
2014年にはオリジナルキャストでイゴンを演じたハロルド・ライミスが亡くなったことで、過去2作品で監督を務めたアイヴァン・ライトマンは、もう続編を作ることはないと発表しました。
そんななか2016年に続編ではなくリブートとして新たな物語となって「ゴーストバズターズ」がファンの元に戻ってきました。
それはメインキャストが男性から女性へさらに秘書が女性から男性へと変わり、時代の流れを感じさせる新たな物語となっていましたが、随所にオリジナルの『ゴーストバスターズ』へのオマージュが込められた作品になっていたのです。
オリジナル作品へのオマージュ
4人のゴーストバズターズ+秘書
オリジナル作品では大学の超常現象研究室で研究をしていた3人の男性科学者がクビびなってしまい立ち上げたのが、ゴーストを捕まえる会社「ゴーストバスターズ」でした。
2016年版でも大学で働いていた女性科学者3人がクビになったことで「ゴーストバスターズ」を始めています。
しかもアビーとホルツマンは超常現象研究室で研究をしていました。
3人で始めた会社に1人仲間が加わり4人となるのも同じ設定で、しかも秘書がいるのも同じです。
ただし、2016年版では秘書は男性という設定になっています。
性別が男女入れ替わっていますが、会社「ゴーストバスターズ」を立ち上げるまではほとんどオリジナルと同じ展開で物語は進みます。
クビになった3人はその後物件を探すしに行きますが、そこはオリジナルに出てきたあの建物でした。
残念ながら高くて借りことはできませんでしたが、ラストで彼女達はついにファン念願の建物を手に入れていました。
またゴーストが人間いに取り憑くなどもオリジナルと同じプロットになっていました。
ゴースト捕獲装置
ゴーストバスターズにとって大切なのがゴーストを捕まえる装置ですが、オリジナルで人気アイテムだった「プロトンパック」と「ゴースト・トラップ」はリブート版にも出てきます。
彼女達が着るユニフォームや車も若干デザインは変わっていますが、ほとんど1984年版と同じでファンにとっては嬉しいビジュアルになっていました。
もちろん車にはあのお馴染みの「ロゴ」がデザインされています。
ゴースト
新しく生まれ変わった2016年版の『ゴーストバスターズ』にはたくさんのゴーストが登場します。
CGのテクニックも進み1984年よりもよりリアルなゴーストになっていましたが、懐かしのゴーストの姿も見ることができます。
『ゴーストバスターズ』にも『ゴーストバスターズ2』にも登場した人気者のゴースト「スライマー」。
彼は2016年版にも登場しファンを喜ばせてくれています。
またオリジナルでラスボスだった「マシュマロ・マン」も登場します。
今回はバルーンのゴーストとなって科学者達に襲いかかっていました。
他にもネバネバのスライムや最後に出てくる巨大なゴーストなど、オリジナルの流れを随所で引用していました。
キャスト
2016年版の『ゴーストバスターズ』はリブートで続編ではないので、オリジナルとは全く違う世界の作品です。
しかし往年のファンが喜ぶように、オリジナルキャストが新しい『ゴーストバスターズ』にも出演していました。
[box class=”red_box” title=””]・情報論理協議会の博士ハイス:ビル・マーレイ
・タクシーの運転手:ダン・エイクロイド
・パティのおじさん:アーニー・ハドソン
・ホテルのフロント:アニー・ポッツ
・ホルツマンの恩師ゴーリン博士:シガニー・ウィーバー[/box]
さらに、エンドクレジットには「ハロルド・ライミスに捧ぐ」と。
1980年代に『ゴーストバスターズ』に夢中になった人たちも楽しめるように、そしてオリジナルメンバーに敬意を込めた作品が2016年版の『ゴーストバスターズ』です。
ちなみにオリジナルキャストのビル・マーレイとダン・エイクロイドは1970年代後半バラエティ番組『サタデー・ナイト・ライブ』で人気のコメディアンでしたが、2016年版キャストのクリステン・ウィグ、 ケイト・マッキノン、レスリー・ジョーンズの3人も同番組で人気のコメディアンです。
まとめ
リブート作品として2016年に復活した『ゴーストバスターズ』。
ゴーストバスターズが女性に変わったということで話題になりましたが、懐かしい顔ぶれがたくさん登場するオリジナル版に敬意を込めた物語になっていました。
1980年代に『ゴーストバスターズ』を楽しんだ人も新たに『ゴーストバスターズ』を見た人も、さまざまな年代の人が楽しめる作品が2016年の『ゴーストバスターズ』です。