映画『翔んで埼玉』で描かれる埼玉県の特徴と魅力


関東圏にありながらも特化しているものが無くばかにされがちな埼玉県。そんな埼玉県の状態を逆手にとった作品が『翔んで埼玉』です。東京に憧れる埼玉の強い思いが描かれながらも、郷土愛満載の映画になっていました。ここでは『翔んで埼玉』で描かれた埼玉県の特徴を見ていきたいと思います。

『翔んで埼玉』作品情報


翔んで埼玉 通常版 [DVD]

タイトル 翔んで埼玉
監督 武内英樹
公開 2019年2月22日
製作国 日本
時間 1時間46分

あらすじ

かつて東京都民からひどい迫害を受けた埼玉県民は、身を潜めてひっそりと暮らしていた。

東京都知事の息子で、東京のトップ高校である白鵬堂学院の生徒会長を務める壇ノ浦百美は、ある日、アメリカ帰りで容姿端麗な謎の転校生・麻実麗と出会う。

百美は麻実に淡い恋心を抱き、互いに惹かれあっていく。

しかし、麻実が埼玉県出身であったという衝撃の事実を百美が知ってしまい、2人は東京と埼玉の県境で引き裂かれることとなってしまうが……。

(出典:https://eiga.com/movie/89016/)

埼玉県

『翔んで埼玉』の冒頭で紹介されるように、廃藩置県前までは東京・神奈川・埼玉は武蔵国とやばれていました。

それが明治維新後の廃藩置県によって分割されます。
そして明治9年に現在の埼玉県が誕生しました。

海がない県としとして有名な埼玉県ですが、東京・千葉・群馬・栃木・茨城・長野・山梨に隣接している県です。
県庁所在地はさいたま市で、浦和市・大宮市・与野市の3つの市が合併して2001年に誕生しました。

映画の中で浦和市と大宮市から何度も「与野市は黙ってろ」と言われていましたが、この3つの市がのちに合併してさいたま市が出来たと思うと、とても面白いシーンでした。

なんでさいたま市はひらがなと思う人も多いようですが、理由の1つに多くの人に名前を知ってもらうというのがありました
多くの人に疑問を与えて平仮名表記はそれだけで、名前を浸透させるという意味では成功しました。

映画の中でも「ひらがなだし」と言われさらにはなわの歌でも歌われるほどひらがな表記はネタにされました。
しかしそれは逆にさいたま市の認知度は上げることになったのです。

埼玉県の県民の鳥は映画の中で何度も登場したシラコバトです。
国の天然記念物に指定されている砦、昭和40年に埼玉県の県民の鳥に指定されました。

埼玉県出身の芸能人

千葉解放戦線と戦うことになった埼玉解放戦線。
お互いが自分の県出身の有名人をあげていきます。

埼玉解放戦線はまず、THE ALFEEのアルフィーの高見沢俊彦をあげました。
彼は埼玉県の蕨市出身です。

次に竹野内豊反町隆史
「ビーチボーイズ」で共演した2人です。
反町隆史は埼玉県さいたま市(浦和市)出身ですが、竹野内豊は生まれは東京調布市です。
その後埼玉県の所沢市に引越しました。

『翔んで埼玉』に出演した人の中では、ブラザートム・島崎遥香・成田凌・益若つばさが埼玉県出身で役柄も埼玉県の人を演じていました。

そして『埼玉県の歌』を歌っているはなわも埼玉県生まれでした。

埼玉県の名物

埼玉県の名物は「草加煎餅」「深谷ねぎ」しかないと劇中では言っていましたが、埼玉県発祥のものはたくさんありました。

エンディングでみんなが手にしていたガリガリ君
製造会社の赤城乳業は埼玉県深谷市にあります。

またファミリーマートの第1号店は埼玉県狭山市に誕生しました
西友がコンビニエンスストアの実験店舗を狭山市に作ったのがファミリーマートの始まりでした。

それ以外にも衣料品のしまむらの本社は埼玉県さいたま市にあります。

日本埼玉計画で描かれたように、日本全国に埼玉県が発祥のものがたくさん流通しているのです。
そしてそれが今では埼玉県の特徴なのかもしれません。

ちなみに映画の中でブラザートム分するお父さんが「埼玉県民が心から愛するNACK5」と言っていましたが、NACK5は埼玉県を対象地域としているFMラジオ局です。
そしてラストで百美が着ていたきぐるみが、NACK5のマスコット「らじっと」です。

まとめ

埼玉県を自虐的に描いた『翔んで埼玉』ですが、この映画をみるとた埼玉県について詳しくなってしまいます。

そして埼玉県の魅力に気がつかされる作品でもあるので、映画を見終わった後はなんだか埼玉県が好きになっているかもしれません。

全てのものがほどほど満たされている埼玉県。
『翔んで埼玉』のおかげで埼玉県の魅力が全国に知れ渡ることになりました。


翔んで埼玉