人類にとって不可避だった「審判の日」。ジョン・コナーはあれから抵抗軍のリーダーとなり人類のために戦っていました。そしてその人類を守るために彼が守らなければいけいない人物。それは自分の父になる10代のカイル・リースだったのです。
『ターミネーター4』作品情報
タイトル | ターミネーター4(Terminator Salvation) |
監督 | マックG |
公開 | 2009年6月13日 |
製作国 | アメリカ |
時間 | 1時間55分 |
Rotten Tomatoes
『ターミネーター4』あらすじ
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2018年。スカイネットが引き起こした“審判の日”をかろうじて生き延びた人間たちは抵抗軍を組織し、大人になったジョン・コナーもその一員としてスカイネット率いる機械軍との死闘に身を投じていた。
そんなある日、ジョンはマーカス・ライトと名乗る謎の男と出会う。
彼は過去の記憶をなくしており、脳と心臓以外すべて機械化されていた。
それでも自分は人間だと主張するマーカスに対し、敵か味方か判断しかねるジョン。
しかし、将来彼の父となる少年カイル・リースに身の危険が差し迫っていることをマーカスから知らされ、ジョンはある決意を固めるのだが…。
(出典:http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=331380)
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ジョン・コナー
ムービー・マスターピース ターミネーター4 1/6スケールフィギュア ジョン・コナー
スカイネットが人類に攻撃を仕掛け、2007年に起こってしまった「審判の日」。
若きジョン・コナーは「審判の日」を止めることは出来ませんでしたが、抵抗軍のリーダーとなり生き残った人類を率いてマシーンと戦い続けていました。
あれから10年の月日が経ち舞台は2018年。
ジョンは母が残してくれたテープを聞きながら、スカイネットとの戦っています。
スカイネットの殺人リストの2番目に名前が上がっているジョンでしたが、彼よりも優先順位の高いのはカイル・リースでした。
スカイネットを破壊するために戦うジョンには、もう1つ行わなければいけないことがあります。
それはカイル・リースを守ることでした。
それは自分が誕生するためには、カイルを過去に送る必要があったからです。
2018年現在まだ出会っていない未来の父。
彼はその父を探し守らなければいけなかったのです。
カイル・リース
2018年現在まだ10代の若者であるカイル・リース。
彼は抵抗軍のLA支部としてマシーンと戦っていましたが、実際に抵抗軍に認められたわけではありませんでした。
自ら勝手にLA支部と名乗り、マシーンと戦っていたのです。
この時まだカイルはジョンと出会っていません。
ラジオで聞いた抵抗軍のリーダーのジョン・コナーに会おうとするのですが、カイルはスカイネットのリストの1位に上がってしまっています。
抵抗軍のリーダーとなるジョンの誕生を防ぐため、スカイネットはカイルの命を狙ったのでした。
ここでいつ気になるのはもしカイルが命を落とせば、ジョンは誕生しません。
その場合現在生きているジョンはどうなってしまうのでしょうか?
カイルの命が尽きると同時にジョンは消えてしまうのか?
タイムパラドックスの疑問が生じてしまいますが、その答えを知ることは出来ません。
なぜならジョンはカイルを守るためにスカイネットの中枢に乗り込んできたからです。
そして自分を犠牲にしながらもカイルを逃がすのです。
ジョンはカイルに人類の未来を託したのです。
マーカス・ライト
ムービー・マスターピース ターミネーター4 1/6スケールフィギュア マーカス・ライト
『ターミネーター』シリーズをここまで全て見てきている人にとっては、ジョン・コナー カイル・リーズ T-800などおなじみの人物が登場します。
さらに『ターミネーター3』で登場したケイトも、ジョンのパートナーになって登場します。
そんなおなじみの中に、今回新たに登場したのがマーカス・ライトでした。
刑務所にいたマーカスは死刑囚でしたが、サイバーダイン社のセレーナ博士の頼みを受けて献体になったのです。
なんの献体だったのか知らなかったマーカスでしたが、彼はセレーナ博士の化学実験の献体になっていました。
博士は彼を蘇生させます。
しかも人間ではなく、マシーンとして生まれ変わったのです。
彼は侵入型プロトタイプだったのです。
彼の目的はカイルとジョンをスカイネットの中枢に連れてくることでした。
もちろん本人はそんなことは知りませんでしたが、気がつけば彼はカイルもジョンも中枢に連れてきていたのです。
時系列
[box class=”yellow_box” title=””]2003年 死刑囚のマーカス・ライトはサイバーダイン社の献体となる
人類蘇生の実験[/box]
↓
[box class=”yellow_box” title=””]サイバーダイン社の技術を空軍が購入[/box]
↓
[box class=”yellow_box” title=””]空軍はスカイネットの開発を進める(『ターミネーター3』)[/box]
↓
[box class=”yellow_box” title=””]2007年 審判の日 スカイネットが自我に目覚める(『ターミネーター3』)
*この時点でマーカス・ライトはスカイネット側に渡ってしまう[/box]
↓
[box class=”yellow_box” title=””]2018年 ジョンの攻撃によってマーカス・ライトが起動開始する[/box]
まとめ
『ターミネーター』から始まったシリーズもこの『ターミネーター4』で話が一巡しました。
まだカイルは10代の子供ですが、ここから10年後の2029年にジョンによって1984年の世界に送り込まれることになるのです。
母を守るためにカイルを過去にカイルを送り、そのカイルが自分の父親となるのです。
時代が交差するので複雑になってしまいますが、時系列におってみると『ターミネーター』の世界がクリアになってきます。
人類とマシーンの戦いの歴史を理解できるはずです。