映画『ネバーセイ・ネバーアゲイン』内容と感想 本家シリーズとは違う形で戻ってきたジェームズ・ボンド


1971年の『007 ダイヤモンドは永遠に』でジェームズ・ボンド役を降板したショーン・コネリー。彼が12年ぶりにボンド役で戻ってきました。しかしそれは本家シリーズと違う形で、さらに自分が出演した『007 サンダーボール作戦』のリメイクでもありました。

『ネバーセイ・ネバーアゲイン』作品情報

タイトル ネバーセイ・ネバーアゲイン(Never Say Never Again)
監督 アーヴィン・カーシュナー
公開 1983年12月24日
製作国 アメリカ
時間 2時間14分

Rotten Tomatoes

『ネバーセイ・ネバーアゲイン』あらすじ


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犯罪組織スペクターによるNATOの核ミサイル強奪事件が発生。

特命を受けたジェームズ・ボンドはバハマに急行し、スペクター幹部・ラルゴの愛人との接触を図るが、そこにはスペクターの罠が待ちかまえていた……。

(出典:http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=17258)


復活ショーン・コネリー

出典:IMDb

12年ぶりにジェームズ・ボンド役に復帰したショーン・コネリー。
自らが出演した『007 サンダーボール作戦』をリメイクした作品『ネバーセイ・ネバーアゲイン』でボンド役として私たちの前に戻ってきてくれました。

ラスト作品となった『007 ダイヤモンドは永遠に』でも年齢を感じていましたが、さすがに12年たつとかなり歳をとった感じを受けました。
それでもジェームズ・ボンドといえばショーン・コネリーという時代を作った彼だけあって、やはり彼が演じるボンドにはどこか安心感を感じてしまいます。

一度降板し5作目でボンド役に戻ってきた経緯があるので、12年ぶりの復帰にはショーンコネリーの「ボンドはもうやらない」という皮肉も込められています。
それがラストの彼のウィンクにも繋がっていました。

本家シリーズとは違うので、どこかチープ感が漂っているのは残念ですがそれでもショーン・コネリーのボンドファンには嬉しい作品となりました。

スパイグッズ

出典:IMDb

「予算が削減されている」と嘆いていましたが、『ネバーセイ・ネバーアゲイン』にもボンドを助けるQは登場します。

元KBGの職員から仕入れた腕時計レーザーをボンドに渡すなど、予算削減でスパイグッズの作れない状況が描かれます。

それでもミサイル装備の万年筆やバイクなども登場します。
万年筆は過去の『007』シリーズの中でもかなり残虐的な敵の倒仕方になっていました。

ボンドガール

出典:IMDb

本家シリーズ同様『ネバーセイ・ネバーアゲイン』にもボンドガールは登場します。
敵のラルゴの恋人ドミノを演じたのはキム・ベイシンガーでした。

彼女がこの作品に出演した時はまだ無名時代でボンドガールに抜擢されましたが、この後一躍スターになっていきます。

『ナインハーフ』でセクシーな女性を演じ注目を浴びると、『バットマン』ではヒロイン役を演じました。
そして『L.A.コンフィデンシャル』ではアカデミー賞助演女優賞を受賞して、スター女優の仲間入りを果たしました。

『ネバーセイ・ネバーアゲイン』ではそんなキム・ベイシンガーのスターになる前の若かりし頃の演技を見ることができます。

感想

12年ぶりのボンド役のショーン・コネリーを見れたことは、ファンにとっては嬉しいことではありましたが、物語の展開が残念に感じてしまいました。

どうしても本家シリーズと比べてしまうので、チープ感を感じてしまいます。
物語自体は『007 サンダーボール作戦』よりも原作に近いののですが、それでもお金の掛け方の違いはすぐにわかってしまいます。

ボンドがドミノを馬に乗せて崖から海に落ちるシーンは、B級感満載で逆に笑ってしまうほどでした。

タイトルや台詞なでもリメイクというよりもパロディー的な匂いを感じさせていたので、最初からそれを狙って作っていたのかもと思いました。

それでもボンドといえばショーン・コネリーだという印象は何年経っても変わらないと思わせる作品でした。