映画『ザ・リング』あらすじと感想 日本作品のリメイクはホラーではなくミステリーだった


日本で大ヒットした映画『リング』。貞子は一大旋風を巻き起こしましたが、その映画をアメリカでリメイクしたのが『ザ・リング』でした。貞子はサマラに変わっていましたがビデオ見ると死んでしまうのは同じです。しかしアメリカ版はホラー要素よりも謎解きメインのミステリー映画になっていました。

『ザ・リング』作品情報

タイトルザ・リング(The Ring)
監督ゴア・ヴァービンスキー
公開2002年11月2日
製作国アメリカ
時間1時間55分

Rotten Tomatoes

『ザ・リング』あらすじ


ザ・リング [Blu-ray]

(引用:MIHOシネマ

テープの謎を突きとめろ!

出典:IMDb

ホラー映画として日本で大ヒットした『リング』。
中でも物語に登場する貞子は、映画と同時に大ブームとなりました。
井戸から出てくる貞子。
その姿は日本の多くの若者を恐怖に陥れました。

その『リング』がアメリカでリメイクされ『ザ・リング』として生まれ変わりました。
大まかな内容は同じですが、アメリカ版『ザ・リング』はテープの謎を突き止めていく謎解きムービーとなっていました。

多少壊さなありますが、ミステリー要素の強い映画となっています。
『ザ・リング』はとにかくテープの謎を解明することがメインテーマです。
新聞記者であるレイチェルは姪がなくなったことをきっかけに、あるテープの存在を知ってしまいます。
そのテープを見てしまったレイチェル。
そこから全てが始まります。

テープを見たことで起きる出来事。
それを信じた彼女は元恋人のノアとともにテープの謎を解き始めす。
なぜテープは作られたのか?
テープに写っている人物は誰なのか?

その謎を突き止めているうちに彼女は真実を見つけ出したのでした
貞子の恐怖ではなくて、サマラに何が起こったのか?
そんな謎解きを楽しむのが、アメリカ版の『ザ・リング』でした。

子供の叫び

出典:IMDb

『ザ・リング』では貞子ではなくてサマラという女の子に名前が変わっています。
アメリカ版なので当たり前ですが、このサマラとは一体何を象徴していたのでしょうか?

ホラー映画・ミステリー映画の『ザ・リング』ですが、サマラは両親に可愛がられていない子供たちの心の叫びとも感じ取れます。

主人公のレイチェルの息子エイダンも1人で過ごす時間が多いです。
だからサマラの気持ちが彼には理解できたはずです。
それがサマラの言葉が頭の中に聞こえる現象に繋がったのでしょう。

サマラは養子としてモーガン夫妻の家に迎えられますが、夫婦に可愛がられませんでした。
その寂しさがサマラの起こす怪奇現象に繋がりました。
彼女はみんなに構って欲しかったはずです。
そしてみんなと一緒に過ごしたかったはずです。
幼い子供はみんな同じ気持ちを抱いています。
特に両親には愛されたい、それは子供なら立てもが思う感情です。
両親の愛を与えてもらえなかったサマラ。
それが彼女の行動のずべてを物語っています。

1人で寂しく過ごしたサマラ。
きっと誰かに気がついて欲しくて、怪奇現象を起こしたのでしょう。
サマラは寂しさを感じている子供達みんなの叫び声です。

そしてエイダンの心の声でもありました。
だからレイチェルはサマラの気持ちを知り、自分の息子エイダンと一緒にいる時間を作りました。
それはきっとエイダンの父親ノアも同じ気持ちだったはずです。

でも気づいた時には遅い時もある。
それがラストでノアに起こったことなのかもしれません。

まとめ

日本のヒット映画をリメイクした『ザ・リング』。

テープの謎・サマラの謎を解くミステリー映画となっていました。

謎がわかっていくと同時にサマラの孤独もあらわになってきます。

サマラは寂しさを感じている子供達の心の叫びなのかもしれません。

ノアのように気づいた時にはもう遅いとならないように、子供への愛情は絶対に失ってはいけいものなのです。