ドラマ『きのう何食べた?』第8話 社会的契約のない不安


賢二の友達と食事をすることになった史朗。賢二の友達はどうしても史朗にお願いしたい相談があったのです。しかし史朗は周囲の視線が気になってイライラしてしまいます。史朗はまだまだ自分の殻が破れなかったのでした。

第8話

ある7月の夜。

筧史朗は矢吹賢二に誘われレストランにいた。

だがその店は男女カップルだらけ。

しかも現れた賢二の友達は、長島義之と本田鉄郎の同性カップル…

ただでさえ肩身が狭いのにと周囲の目を気にする史朗。

店内の客が自分たちに違和感を感じているのを察知し初対面の2人を冷たくあしらってしまう。

さらに帰り道で史朗は賢二に八つ当たりしてしまうが原因は他にあって…。

(出典:https://www.tv-tokyo.co.jp/kinounanitabeta/story/08.html)

 

変われない自分

賢二の友達と食事することになった史朗でしたが、普通のお店でしかも席がお店の中央のテーブルだったことに驚きます。

周囲の視線が気になって仕方ない史朗。
周りは史朗たち4人のことを明らかに好奇な目で見ていました。
しかも賢二は大きな声で話をしています。
史朗はその場が嫌で賢二の友達にも冷たく当たってしまったのでした。

しかも帰り道には謝る賢二を怒鳴りつけてしまいます。
イライラの矛先を賢二に向けてしまった史朗だったのです。

史朗がイライラしていたのは賢二に対してではなかったのです。
本当は自分がいつまでもゲイがバレるのが嫌なことに苛立っていたのでした。
ずっとゲイとして生きてきたのに、まだゲイを隠そうとしている自分。

いつか賢二のように堂々とできるのか、そんなことを考えていた史朗でした。

弁護士という職業もそうかもしれませんし、世間の目もあってなかなかカミングアウトできない史朗さん。
自分を責めてしまっていましたが、それは史朗さんだけの問題ではありません。
やはり私たちの社会がまだまだ彼らの過ごしやすい社会を作っていないからです。

勇気とかそういう前に、彼らが普通でいる社会ができればゲイの人の悩みも少しは減るかもしれません。

社会的契約

賢二の友達が史朗に持ってきた相談。
それはゲイ同士のカップルが遺産のことを考えて養子縁組したいという相談でした。

日本では同性の結婚は認められていないので、彼らは社会的契約がありません。
結婚というものだけでなく、家族になれないことは色んな問題をうんでしまうのでした。

その1つが遺産の問題です。
彼らは家族ではないので、パートナーに自分の遺産を残すことができません。
現在の法律でそれを解消するには養子縁組しかなかったのでした。

同性カップルのリアルな問題いついて触れられていた今回の第8話。

史朗も社会的契約がないことへの不安を感じていました。

「結婚」は社会的契約であり、正式に家族になれることです。
それが彼らにとってはとても大切なことで、とても重要なことだったのです。