ドラマ『きのう何食べた?』第2話 世間体の悩み

史朗が忘れていったスマホをたまたま見てしまった賢二。そこには女性からのメッセージが。。。今回は男としての世間体に悩むゲイの姿が描かれていました。一体「男らしさ」とは何をいうのでしょうか?

目次

第2話

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7月のある朝。

休日の矢吹賢二は、セミの声と共にゆっくりと目覚める。

食卓には筧史朗お手製の美しいプレーンオムレツが。

だが幸せに包まれた賢二に急転直下の出来事が起きる。

史朗が置き忘れたスマホに“富永佳代子”という女性からメッセージが届いたのを偶然見てしまったのだ。内容は「いつもの場所で待ってます」…

今日の史朗の星占いはモテモテ…もしや彼女!?こうして賢二の不安な休日が始まった。

(出典:https://www.tv-tokyo.co.jp/kinounanitabeta/story/02.html)
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男らしさと世間体

スーパーでスイカを半分ずつにすることで知り合った史朗と佳代子。
史朗は佳代子の家までスイカを運び、スイカを切ってもらうことになりました。

家に着いてから見知らぬ主婦の家に入り込んだ自分の状況に気がついた史朗。
スイカをだされますが、食べ方1つでゲイとバレてしまうことを気にしてかなりワイルドの食べます。
いつもの自分の食べ方とは違いましたが、らしさ」を出して自分がゲイであることを隠したのでした。

しかしその男らしさが誤解を生んでしまいます。
佳代子の知らない男の人を家に入れてしまったことに気がつきます。
しかも史朗のワイルドさを見て襲われると勘違いしてしまいました。

史朗はその場を落ち着かせるために自分がゲイであることを告白するしかなかったのでした。

「男らしさ」「女らしさ」よく使われる言葉です。
私たちは知らないうちに、その人の仕草や言葉などで勝手に人を判断してしまいがちです。

男っぽくなくてはいけないとか、女らしくなくてはいけない。
子供の頃から知らないうちにそう思い込んでしまうと、大人になってもその基準で人を判断しがちです。

ゲイを隠し続ける史朗にとっては、嘘でも男らしさを見せる必要があったのでした。

史朗の過去

佳代子との関係がなんでもないことに賢二は安心しますが、まだ不安なことが賢二にはありました。

それは史朗が元カノのパン屋に通っていることでした。
史朗はパンが美味しいから通っていたのですが、賢二にとっては気が気ではなかったのです。

史朗は若い頃女性と付き合った経験がありました。
ゲイということを隠していた史朗は世間体を気にして女性と付き合ったのです。
史朗は「ゲイだって女の人と付き合ったことある人は多い」と言います。
すると賢二は「そうやって世間体を取り繕ってそのまま結婚する人も多い」と返したのでした。

社会的にまだまだ認められていないゲイ。
しかも日本では同性同士の結婚は認められていません。
世間体気にしてそのまま異性と結婚してしまう人もいるのです。

ゲイであることもそうですが、独身でいることの世間からの圧力が彼らをそうさせてしまっ散ることも事実です。

独身の人も増え、ゲイであることをカミングアウトする人も増えてはいますが、まだまだ独身やゲイの人にとっては現実は厳しい世界なのです。

 


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