あれから5年後。マシュマロマンを倒したゴーストバスターズが帰ってきた!しかし彼らは職を失い今では5年前の面影もありません。しかしまたまたNYにゴーストが集まってきます。魔術師で凶人のビーゴと戦うために彼らが選んだのは、善のシンボルである自由の女神でした。
『ゴーストバスターズ2』作品情報
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タイトル | ゴーストバスターズ2(Ghostbusters Ⅱ) |
監督 | アイヴァン・ライトマン |
公開 | 1989年11月25日 |
製作国 | アメリカ |
時間 | 1時間48分 |
Rotten Tomatoes

あらすじ
魔の手から世界を救ったゴーストバスターズは、NY市から器物損壊で訴えられてくしくも解散。
しかし、ディナの一人息子が、霊界の大王ビーゴ復活の生贄として狙われていることを知り、奴らが再び立ち上がる!
(出典:https://www.videopass.jp/videos/57989)
自由の女神
ウクライナ生まれで悪と災害を世にもたらした魔術師で凶人のビーゴ。
NYの人々の怒りの感情が生み出したスライムをエネルギーとして、この世に復活しようとしていました。
ディナノ赤ちゃんオスカーに乗り移ろうとしているビーゴ。
そんなビーゴと戦うためにゴーストバスターズが選んだのは善のシンボル自由の女神でした。
汚れなく正しく純粋な自由の女神像、それをシンボルとすることで人々の温かい心を集めようとしたのでした。
自由の女神はフランスから送られた友情の証を意味する銅像です。
1984年に世界遺産に登録された自由の女神は、アメリカだけでなく世界の自由を象徴する銅像として世界中から多くの観光客が訪れます。
そんな友情と自由のシンボル自由の女神を動かすことで、NYの人々の優しさや思いやりの心を集めてビーゴと戦ったのでした。
怒りのスライムで覆われた美術館の中に自由の女神を使ったことで入り込んだ4人。
しかしビーゴの怒りエネルギーの前には、プロトンパックから放出される捕獲ビームもかないません。
4人はビーゴの攻撃で動けなくなってしまいました。
しかしそれを救ったのはNYの市民でした。
自由の女神によって集められた温かい心。
その心を持った市民が4人を歌で応援します。
市民の愛でパワーを失ったビーゴは、ゴーストバスターズによって退治されたのでした。
5年後の世界
1984年に公開された『ゴーストバスターズ』。
続編は1989年に公開され、物語でも5年後の世界が描かれていました。
前作のラストで結ばれたピーターとディナでしたが、5年後は別れていました。
しかもディナは他の男性と結婚して子供を産んでいますが、子供の父親とは離婚しています。
一方、前作では「ゴーストバスターズ」の受付をやっていたジャニーンはイーゴンといい感じになっていましたが、5年後は彼らもまた関係は終わっていました。
今作でジャニーンは会計士のルイスといい感じになっていました。
ルイスもジャニーンのことが好きなようです。
ディナの家でジャニーンと一緒にベビーシッターをしながら二人の関係を深めて行きました。
ちなみにこの時二人が見ていた映画は『上海から来た女』です。
映画を見ながらルイスはジャニーンに「『市民ケーン』と結婚したリタ・ヘイワースだよ」と説明していました。
『上海から来た女』は『市民ケーン』の監督でもあるオーソン・ウェルズが製作・監督・脚本を務め出演もしています。
当時オーソン・ウェルズの妻だったリタ・ヘイワースが主演しているので、そのことをルイスは説明していたのです。
まとめ
前作と同じ登場人物による5年後の世界が描かれた『ゴーストバスターズ2』。
今度は16世紀の魔術師が現代に復活しようとする物語でした。
NY市民の怒りがエネルギーとなっているという皮肉が込められてもいましたが、最後にはNY市民の愛と優しさでゴーストを倒すことができました。
NY市民の愛を集めるシンボルとなったのが、自由の象徴であり友情の証に送られた自由の女神だったのです。