映画『女王陛下の007』あらすじと解説 2代目ジェームズ・ボンドの登場


『007』シリーズ6作品目となる『女王陛下の007』はジェームズ・ボンド役がジョージ・レーゼンビーに変わります。今までとは一味違うジェームズ・ボンド。新しい世界が生まれた作品になっていました。

 

『女王陛下の007』作品情報

タイトル 女王陛下の007(On Her Majesty’s Secret Service)
監督 ピーター・ハント
公開 1969年12月27日
製作国 イギリス
時間 2時間22分

Rotten Tomatoes

『女王陛下の007』あらすじ


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国際的犯罪組織スペクターの首領ブロフェルドの動向を探っていたボンドは、テレサという女性と出会い、大胆な振る舞いをみせる彼女に惹かれていく。

また、テレサの父は犯罪組織ユニオン・コルスのボス、ドラコだったが、娘の面倒を懇願されると同時に、彼からブロフェルドの情報を入手することに成功するのだった。

こうしてボンドは、情報を元にブロフェルドがいるスイスへ飛ぶ。

するとそこで、ブロフェルドが催眠療法をかけた女性たちに世界各地で細菌をばらまかせるという恐るべき人類抹殺計画を企てていると知り、ボンドはその阻止へ奔走するのだが…。

(出典:http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=14179)

新たに生まれ変わった『007』

ジェームズ・ボンド

出典:IMDb

2代目ジェームズ・ボンドを演じたのはジョージ・レーゼンビー
ショーン・コネリーのジェームズ・ボンドに慣れていると最初はなかなか馴染めないかもそれません。

俳優が変わっただけでなく、ジェームズ・ボンドの性格も大きく変わってしまいした。
今までのボンドよりもかなりの女好きです。
『女王陛下の007』では3人の女性と関係を持ってしまいます。
しかも一晩に2人と。

助けてもらった恋人には、もちろん何も言わずに接します。
これまでのボンドも確かに女好きでしたが、今回は今まで以上でした。

さらにどんなに女好きでもMの秘書であるマネーペニーには優しかったボンド。
いろんなところで女性を作ってもきっとボンドが1番好きなのは、彼女のように感じていました。

しかし今回ボンドはラストで結婚してしまいます。
冒頭であんなにマネーペニーに気のあるそぶりを見せていたのに、あっさりと他の女性と結婚してしまったボンド。

結婚式でマネーペニーが泣いていたのは切なかったです。

5作品で作り上げたボンド像が『女王陛下の007』では全く別人のような感じになってしまっていました。

スペクターのブロフェルド

出典:IMDb

ボンドどが変われば敵のブロフェルドも変わっていました。
前作で初めて顔を見せたスペクターのボスブロフェルド。

今作ではテリー・サバラスが演じています。
こちらも役者が変わっただけでなく、顔にあった傷が消えていました。

しかも前作でボンドとブロフェルドは対面しているのに、なぜかブロフェルドは最初ボンドに気がつきません。
なぜだか分かりませんが、それぞれの役者も変わり新しいストーリーの始まりなのかもしれません。

スパイグッズ

出典:IMDb

Qは今までのように登場しますが、ボンドに渡すスパイグッズは登場しませんでした。

冒頭でQがMに「今までの装置は古かった」と新しい道具の説明をしていました。
コンピュター分析し小型化したと言って布の端きれを見せます。
その端きれはポケットに入れるとその人の位置がわかるGPS機能付きの端きれでした。

『女王陛下の007』のボンドは特にスパイグッズを使うこともなく自力でスペクターと戦います。
使ったグッズといえば金庫を開けるときに使った装置ぐらいです。

それ以外はスキー、カーチェイス、スノーモービルというように自力で戦い、自力で逃げたり脱出することが多いボンドでした。

ボンドガール

出典:IMDb

『女王陛下の007』のボンドガールはテレサ役を演じたダイアナ・リグです。
今までのボンドガールとは違い、二人は真剣に交際します。

そしてラストではなんと結婚してしまうのです。
あのボンドが結婚したと思う驚きのシーンでもありました。
Qも驚いていました。

結婚式後二人は車に乗り新婚旅行に出かけます。
その途中でブロフェルドが追いかけてきたのです。

ブロフェルドの車からの銃弾によってテレサは命を落としてしまいました。

これは初めてボンドガールが命を落とした作品でもあります。
亡くなったテレサを抱きしめ、悲しむボンドの姿が印象的でもありました。

まとめ

新たに生まれ変わった『007』シリーズの『女王陛下の007』。

ボンド役やブロフェルド役の俳優が一新されたことで、映画の雰囲気も変わっていました。

さらにそれぞれの性格も変わったように感じ、特にボンドは今までと大きく変わっていました。

仕事を辞めようとしたり結婚したりと、ボンドが普通の男になろうとしているようにも感じました。

1作品だけジョージ・レーゼンビーがジェームズ・ボンドを演じた貴重な作品でもあります。

 

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