戦争孤児だったなつが家族と離れ、東京から十勝にやってきます。慣れない土地で知らない人ばかりの中で健気に生きるなつ。そんななつの姿に涙が溢れてしまいます。
第1週「なつよ、ここが十勝だ」
https://twitter.com/asadora_nhk/status/1112278395386298368
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どこまでも続く草原の丘で、北海道・十勝の風景を描く奥原なつ。
昭和21年初夏、なつは9歳の時、亡き父の戦友だった柴田剛男に引き取られて十勝にやってきた。
妻・富士子は我が子としてなつを受け入れようする一方、富士子の父でガンコ者の泰樹は働き手にもならないとなつに冷たくあたる。
しかし、子供ながらにここで生きると覚悟を決めたなつは、牛馬の世話や乳搾りを必死に手伝い、次第に泰樹の心を溶かしていく。
(出典:https://www.nhk.or.jp/natsuzora/story/01/)
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奥原なつ
https://twitter.com/asadora_nhk/status/1113218327718060032
東京に住んでいた奥原なつ。
父は戦争に行ってしまっていましたが、母と兄と妹の4人で暮らしていました。
東京大空襲の日。
母を失い、なつ達は子供だけで暮らす戦争孤児になってしまったのでした。
父の戦友だった柴田剛男はなつ達兄弟の前に現れ、なつを引き取ってくれたのです。
兄と妹と離れ1人十勝に向かったなつ。
慣れない土地で知らない人に囲まれて生きて行くことになったなつ。
子供らしからぬ言動で働きながら、十勝で生きて行くことを決めます。
無理に笑顔を作ったりすぐ謝ったりするなつ。
なつは生きていくために、ここに置いて欲しいと柴田家の人たちに頭を下げ働くことを約束しました。
毎朝4時におきて牛の世話をするなつ。
幼いなつでしたが、健気に生きようとする姿は心打たれます。
ホームシックになりながらも寂しさを隠し暮らすなつ。
ついになつはその寂しさに耐えられなくなってしまいました。
なつの理解者 柴田泰樹
https://twitter.com/asadora_nhk/status/1087998422903414785
柴田家のおじいちゃん柴田泰樹。
頑固者でとっつきにくく怖いイメージのおじいちゃんです。
義理の息子の剛男ですら恐れている存在です。
もちろん孫たちもおじいちゃんになついてはいません。
剛男がなつを連れてきた時は不満そうでしたが、なつの働きぶりを1番近くで見ていました。
そして誰よりもなつのことを分かっていたのが泰樹でした。
ある日泰樹はなつを連れ出し、彼女に話をします。
一生懸命働き十勝で生きようとしているなつ。
そんななつに泰樹は「お前なら大丈夫だ。だからもう無理に笑うことはない。謝ることもない。お前は堂々としてろ。堂々とここで生きろ。」と言ったのでした。
涙を流しながら泰樹の話をきくなつ。
怖くて厳しかった泰樹は1番のなつの理解者だったのです。
そして必死で生きているなつに、「大丈夫だ。」と安らぎの場所を与えてあげたのでした。
まとめ
戦争孤児となり十勝にやってきたなつ。
柴田家の人々と一緒に暮らしますが、心の中では兄と妹のことを思い続けていました。
必死に生きるなつを認めなつの理解者でもある泰樹でしたが、どこかでなつのことを心配していました。
同級生の山田君の描く馬の絵に父の描いた絵を思い出し、牛の出産を見て家族を思い出したなつ。
知らない土地で必死に生きる幼いなつに、何度も涙が流れてしまいます。