「アベンジャーズ計画」が誕生したのは1995年。それには6年ぶりに地球に戻ってきたヴァースの存在が大きく関係していました。ヴァースが地球に戻りフューリーが地球外生命体の存在を知った1995年を振り替えりながらアベンジャーズ計画誕生の歴史をみていきたいと思います。
『キャプテン・マーベル』作品情報
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タイトル | キャプテン・マーベル(Captain Marvel) |
監督 | アンナ・ボーデン&ライアン・フレック |
公開 | 2019年3月15日 |
製作国 | アメリカ |
時間 | 2時間3分 |
Rotten Tomatoes
あらすじ
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記憶を失ったヒーロー、キャプテン・マーベル。
彼女の過去に隠された “秘密”が、恐るべき戦いの引き金となってしまう。
自在に姿を変える正体不明の敵に狙われ、孤独や不安に打ちのめされても、彼女は不屈の精神で何度も立ち上がる。
果たして彼女は記憶を取り戻し、この戦いを終わらせることができるのか?
そして、最後につかむ“衝撃の真実”とは…?
(出典:https://marvel.disney.co.jp/movie/captain-marvel/about.html)
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1995年 キャロル・ダンヴァース地球に帰還
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味方の救出作戦中にスクラルに捕まり、記憶を読み取られていたヴァース。
途中で目覚めなんとかスクラルの元から逃げ出しますが、地球に墜落してしまいます。
そんなヴァースが墜落した地球は1995年で、彼女はレンタルビデオ店に落ちてしまいました。
今ではネット配信に押されあまり見なくなったレンタルビデオ店ですが、当時はまだまだレンタルビデオに活気があった時代でした。
墜落ご敵だと思って彼女が攻撃した人型のパネル。
それは『トゥルー・ライズ』のパネルでした。
アメリカでは1994年の7月に公開された映画なので、ヴァースが地球に降り立ったときは新作ビデオだったび違いありません。
そしてヴァースが手に取ったビデオは『ライトスタッフ』でした。
有人宇宙計画に挑む男たちの映画ですが、宇宙から地球にやってきたヴァースがこの作品を手に取ったのは面白いシーンでもありました。
ヴァースが仲間に連絡をしようとして公衆電話とゲームボーイ部品を使っていました。
まだ携帯電話の普及はそれほどでもなく、町中に公衆電話がたくさんあった時代です。
シールドの捜査員フューリーもポケベルを使っているほどです。
ゲームボーイは1989年にアメリカでも発売され爆発的ヒットとなりました。
1995年ごろは人気に陰りが見え始めてきた頃ですが、まだまだ店頭には売られていたようです。
ヴァースはその部品を使ってヨン・ロッグと通信していました。
他にも時代を伝えるものとしてヴァースがよく通っていたバーにおいてあったアーケードゲームは「ストリートファイーター」でした。
随所に登場したパソコンのモニターも分厚く、CDROMを読み取るのにも時間がかかっていました。
さらにヴァースが列車の中で出会ったスタン・リー。
いつも彼はマーベル作品に色んな役でカメオ出演していますが、今回は本人役での登場でした。
スタン・リーが読んでいたのは『モール・ラッツ』の台本で、彼はそのセリフを練習していました。
『モール・ラッツ』は1995年10月にアメリカで公開されるた映画で、この映画にスタン・リーは本人役で登場しています。
ヴァースが地球にやってきたときは、映画はまだ撮影中でスタン・リーは自分のセリフを練習しているという面白いシーンになっていました。
随所に1995年の世界を垣間見ることのできる『キャプテン・マーベル』。
その時代を生きていた人にとっては懐かしい時代でもありますし、生まれてない人にとっては知らないものがたくさんある時代かもしれません。
エネルギー・コア
「アベンジャーズ」シリーズの中でどの作品にも登場するキーとなる四次元キューブ。
もちろん『キャプテン・マーベル』にも登場します。
クリー人であったマー・ベルは諜報員として地球に潜入しエネルギー・コアの研究を行なっていました。
6年前という話だったので、1989年にはエネルギー・コアは地球に存在していたことになります。
マー・ベルが研究していたコアを取り戻そうとするクリー人。
マー・ベルは戦争で勝つためのテクノロジー開発をしていたため、クリー人はどうしてもコアが欲しかったのです。
一方でスクラルはエネルギー・コアを宇宙船の原動力として安住の住処を探そうとしていました。
クリー人の手から守ったエネルギー・コアは猫のグースが飲み込んでしまいフューリーが地球で保管することになりました。
スクラル人の宇宙船はコアではなくヴァースの力を原動力とし動かすことにしました。
そのためヴァースは地球を去っていくことになるのです。
グースが飲み込んだエネルギー・コアはエンドロール後、吐き出すシーンが描かれています。
これはエネルギー・コアがフューリーの手に渡ったことを示していて、シールドで保管されることになったのでした。
この時に保管されていたコアが、『マイティ・ソー』のエンドクレジット後に登場します
なぜシールドでエネルギー・コアが保管されていたかという謎がここで解けたのです。
アベンジャーズ計画
シールドの捜査員だったフューリー。
彼はヴァースとの出会いによって「アベンジャーズ計画」を指導させました。
1995年に彼は初めて地球外生命体と出会い、地球の外に危険な生命体がいるかもしれないということを知ったからです。
名前の「アベンジャーズ」とは、ヴァースの乗っていた戦闘機の名前からとっています。
ヴァースと別れる時に、アップグレードしたポケベルをもらったフューリー。
「非常事態の時にだけ呼んで」とヴァースから言われます。
そしてこのポケベルの続きが最初のクレジット後に描かれています。
舞台は『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の後で、サノスにより宇宙の生命体の半分が消えた後です。
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フューリーの考えによりポケベルで通信を送り続けていましたが、ポケベルが停止してしまいます。
もう一度信号を送り直そうとした時、ヴァースが姿を見せたのです。
彼女が「アベンジャーズ」のメンバーと初めて顔を合わせました。
そしてヴァースとともに再度サノスとの戦いが始まるのです。
まとめ
「アベンジャーズ計画」を描いた『キャプテン・マーベル』。
全ては1995年に起きた出来事でした。
エネルギー・コアを巡って起きた戦い、そして地球で保管し続けることになった四次元キューブの物語を見ることができました。
さらに「アベンジャーズ」にとって最後の戦いとなるサノスとの決戦に続きます。
今回の物語でヴァースが『アベンジャーズ/エンドゲーム』に参加する理由も分かりました。
「アベンジャーズ計画」の元になったヴァースはサノスとのエンドゲームでどんな勇姿を見せてくれるのでしょうか。