映画『忍びの国』あらすじとネタバレ 伊賀の忍者たちの戦い 虎狼から人間へ


戦国時代、伊賀国と織田信雄の戦い天正伊賀の乱を描いた作品『忍びの国』。父の偉大さに苦しむ織田信雄と人ではない伊賀の忍者たちの戦いを描いた時代劇。傷つき大切なものを失い初めて人間になった男の物語でもありました。

https://youtu.be/yqtuZPbjizc

『忍びの国』作品情報

タイトル 忍びの国
監督 中村義洋
公開 2017年7月1日
製作国 日本
時間 2時間00分

Rotten Tomatoes

『忍びの国』あらすじ


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天下統一に向け、諸国を次々と攻め落としていた織田信長が攻め入ることができなかったただひとつの国、伊賀の国。

人でなしの忍者衆が住む伊賀の国に暮らす忍者の無門は、伊賀一の凄腕を持つ忍者でありながら、怠け者の性分で、普段は女房のお国の尻に敷かれる毎日を送っていた。

そんな中、ついに圧倒的な軍勢を率いた織田軍が伊賀に攻め込んできた。

武力、兵力では太刀打ちできない無門率いる忍びの軍団は人知を超えた秘策で織田軍に抗戦する

(出典:https://eiga.com/movie/85041/)

天正伊賀の乱

http://www.ninja-museum.com/tensyoiganoran/

織田信長の次男である織田信雄は伊勢の北畠具教の婿となったことで、信長は伊勢の国を手の納めます。

その後、信雄は具教を倒し伊賀国を攻めようとします。
この1578年に行われた伊賀国と信雄率いる織田勢の戦いを「天正伊賀の乱」と言います。

正確には第一次天正伊賀の乱といい、この時勝利を納めたのは伊賀国でした。
信長は勝手に攻め込んだ信雄を叱ります。

それから二年後。
今度は信長自らが群を率いて伊賀国に攻め込みます。
これが第二次天正伊賀の乱です。

最初は伊賀国の反撃に会う信長勢でしたが、最終的には信長が勝利を納め伊賀の歴史はま、鵜を閉じました。

『忍びの国』では第一次天正伊賀の乱を舞台にした作品となっています。

伊賀の忍者

険しい山々に囲まれている伊賀国。
地理的に不利な地域だったため、国の力が行き届いていなかったと言われています。

そのためこの地域は世間から追いやられた人にとっては身を隠す場所にちょうどよかったのです。

世間から追われた人たちはこの場所で、自分たちの身を守る術を身につけます。
それが忍術の始まりだとも言われています。

この伊賀の地を治めていたのが映画にも登場する百地三太夫です。
忍者で有名なのは「服部半蔵」ですが、服部家もこの伊賀の地にいました。
最初は服部家が伊賀を収めていたようですが、服部半蔵はこの地を離れ徳川家に使えるようになるのです。

『忍びの国』の中で伊賀の忍者たちは「虎狼のやから」と言われ人でなしとして描かれています。

伊賀の忍者たちがお金のために、働いていたというのは事実のようです。
映画の中でもなんども「お金は誰が払うのだ?」という言葉が出てきます。

もともと世間から追われた人たちが集まっていた場所ですから、荒くれ者たちが大勢いたのは確かでしょう。

自分の欲望のままに生きる伊賀の人々。
この地で忍術が生まれたのも、なんとしても生き残ろうとする彼らの欲望からだったのかもしれません。

まとめ

忍者映画『忍びの国』。

戦国時代の歴史を知るきっかけになる映画でもあります。

忍者だけに謎に包まれた部分もたくさんありますが、伊賀の歴史を知ることができまた織田信長の天下統一に向けた戦いも知ることができます。

人でなしが集まる場所で人であろうとし続けた男、大切なものを失って初めて人でありたいと願った忍者。

戦国時代に生きた男たちの切ない物語でもあります。