映画『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』で描かれるみんなが欲しがる秘宝「聖櫃」とは?


「インディ・ジョーンズ」シリーズの第1作品目となる『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』に登場する秘宝はモーセの十戒を納めた聖なる櫃でした。この秘宝を求めてヒトラー率いるドイツ軍としのぎを削ることになったジョーンズ。彼らが求める聖なる櫃とは何なのか?ここではその歴史について調べてみました。

『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』作品情報


インディ・ジョーンズ/レイダース 失われたアーク《聖櫃》 (字幕版)

タイトルレイダース/失われたアーク《聖櫃》(Raiders of the Lost Ark
監督スティーヴン・スピルバーグ
公開1981年12月5日
製作国アメリカ
時間1時間55分
アカデミー賞受賞
・録音賞
・視覚効果賞
・美術賞
・編集賞
・特別業績賞:ベン・バート/Richard L. Anderson

あらすじ


(引用:MIHOシネマ

聖櫃

1936年、ドイツ軍が必死に探す秘宝「聖櫃」。

それは旧約聖書に記されているモーセの十戒が刻まれた石版が収められている箱のことです。

エジプトで奴隷となっているヘブライ人を連れてエジプトを脱出したモーゼは、シナイ山に登ります。

そこでモーセは神のお告げを授かり、それを石板に刻みました。

・私のほか何者をも神としてはならぬ
・自分のために偶像を作ってはならぬ
・汝の神 主の名をみだりに唱えてはならぬ
・安息日を覚えてこれを聖とせよ
・汝の父と母を敬え
・人を殺してはならぬ
・姦淫をしてはならぬ
・盗んではならぬ
・隣人について偽証してはならぬ
・すべて隣人のものをむさぼってはならぬ

この石板を持ってシナイ山を降りたモーセは、石板を箱の中に収めました。
これが「契約の箱」(アーク)です。

アカシアを材料として作られた契約の箱は、内側も外側も金で覆われていると言われています。

人がこの箱に直接触ることがないように箱の下には4本の脚と運ぶために2本の棒が付けられています。

契約の箱はヘブライ人によってエルサレムの神殿に収められたと言われていますが、現在その行方は分からない状態です。

その「契約の箱」を探しているのが、ナチス時代のドイツ軍です

映画の中で「ヒトラーがオカルトに熱中している」と出てきますが実際にヒトラーはオカルト的傾向があったようで、映画『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』の冒頭でも、「総統も砂漠から遺物をハックスされているが」というセリフが出てきます。


キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー (字幕版)

『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』の中では、「アークを掲げる軍隊は無敵」とされれている「契約の箱」を手に入れ、ヒトラーは最強の無敵軍隊を作ろうとしているとなっていました。

 

古代エジプト

映画の中では、紀元前980年にエジプト軍がエルサレムを襲い、アークをタニスに持ち帰り井戸の中に隠したとされています。

そしてそれから1年後タニスに砂嵐が吹き荒れ、町は砂漠の下に埋もれたとなっていました。

実際はタニスはエジプト第21王朝(紀元前1076年頃〜紀元前944年頃)・第22王朝時代(紀元前943年頃〜紀元前842年頃)に栄えた都市でしたが、紀元前600年ごろには近くの湖や川の氾濫による被害を町は受けるようになっていたようです。

そのためタニスに住んでいた人たちは町を捨て他の都市へ避難して行き、タニスは土砂に埋もれてしまったとされています。

現在タニスだったとされる遺跡からスフィンクスなどたくさんのものが発掘されています。

映画のように「アーク」は出てきていませんが、タニスの遺跡には古代エジプト時代のものがたくさん埋まっていて、歴史を感じることができる場所でもあるのです。

まとめ

『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』はインディアナ・ジョーンズが古代の秘宝を求める冒険映画ですが、同時に古代エジプトの歴史を感じることができる物語もでありました。

古代エジプトの歴史という観点から見ると、違った視点で映画を楽しめるかもしれません。

ぜひ、この機会に『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』を見ながらエジプトの歴史を感じてみてください。