「インディ・ジョーンズ」シリーズの2作目となる『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』。インドの村人に頼まれたインディ・ジョーンは秘石を取り戻しにパンコット宮殿に向かったのでした。しかしそこで待っていたのはとんでもない悪夢の連続でした。
『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』作品情報
タイトル | インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説(Indiana Jones and the Temple of Doom) |
監督 | スティーヴン・スピルバーグ |
公開 | 1984年7月7日 |
製作国 | アメリカ |
時間 | 1時間58分 |
Rotten Tomatoes

あらすじ
インディ・ジョーンズと相棒のショート・ラウンド、ナイトクラブ歌手のウィリー・スコット。
ヒマラヤ山脈上空の飛行機アクションから、インドの要塞のような鉱山を駆け抜ける、手に汗握るトロッコ・チェイスまで、数の冒険へと飛び込んでいく!
(https://www.happyon.jp/watch/60598372)
ホラー映画並みの恐怖の連続
考古学者のインディ・ジョーンズが降り立ったのはインドの小さな村でした。
村人に頼まれて盗まれた聖石と子供達を取り戻すことになったインディが向かったのはパンコット宮殿でした。
宮殿に招かれたインディとショートとウィリー。
そこで待っていたのはホラー映画並みの恐怖でした。
まずは宮殿で食事をすることになりますが、その食事が驚きです。
インディは話をしていたために気がついていませんが、ショートとウィリーはあっけに取られてしまい最後にウィリーは気絶するほどでした。
・カブトムシ
・目玉入りのスープ
・猿の脳みそのシャーベット
とゲテモノ料理が次々と登場しウィリーでなくても、顔をしかめてしまう料理でした。
その後部屋に秘密の通路を発見したインディたちでしたが、そこには大量の虫がいました。
止まっていると体の中に入ってくる不気味な虫。
虫嫌いな人にとっては見ていて辛いシーンだったでしょう。
思わず身震いしてしまうシーンでした。
そしてその通路の先に見つけた儀式。
そこで行われていた儀式は、生きた人間から心臓をえぐりとるという恐ろしい儀式でした。
もちろんウィリーやショートは叫び声をあげてしまいます。
後半はトロッコに乗ったスピード感あふれる冒険映画でしたが、前半はたくさんのゲテモノや恐ろしいシーンが登場するホラー映画のようでした。
前作とは全く違うテイスト「インディ・ジョーンズ」になっていました。
遊び心
『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』の監督は前作同様スティーヴン・スピルバーグで、製作総指揮はこちも前作同様ジョージ・ルーカスが務めています。
ジョージ・ルーカスといえば、1980年に『スター・ウォーズ/帝国の逆襲』1983年に『スター・ウォーズ/ジェダイの復讐』の製作総指揮を務めています。
また「インディ・ジョーンズ」の主人公を演じているのはハリソン・フォードで彼もまた『スター・ウォーズ/帝国の逆襲』と『スター・ウォーズ/ジェダイの復讐』に出演しています。
「スター・ウォーズ」と繋がりがある「インディ・ジョーンズ」ですが、『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』ではその繋がりをスタッフは遊んでいました。
冒頭でインディが襲われたナイト・クラブは「クラブ・オビワン」でした。
オビワンとは「スター・ウォーズ」に登場するオビワン・ケノービというキャラクターの名前から取っています。
さらに後半のトロッコで追われるシーンでインディは「We got company」というセリフを言います。
これは敵に追いかけられているという意味ですが、このセリフは「スター・ウォーズ」でも使われています。
両方ともジョージ・ルーカスの作品ということもあり遊び心が詰まった作品になっていました。
「スター・ウォーズ」ファンが見ると思わずにやっとしてしまうシーンでした。
まとめ
前作とは違いホラー映画テイストの仕上がっていた『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』。
遺跡巡りというよりは、お化け屋敷巡りのような感じもしてしまいます。
グロテスクなシーンの連続で前半は驚いてしまいますが、後半はインディのアドベンチャーになっていてかなりスピード感あふれる作品になっていました。
またスタッフのジョークも込められた作品になっているので、いろんな要素で楽しめるのが『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』です。