映画『レッド・オクトーバーを追え!』亡命のために最新潜水艦を盗んだ男の物語


祖国ソビエトからの亡命を企むラミウス艦長は、潜水艦レッド・オクトーバーの処女航海の日にレッド・オクトーバーでアメリカへの亡命を実行します。しかしそれは祖国から追われることになると同時に、亡命国アメリカからも狙われることになってしまうのです。

『レッド・オクトーバーを追え!』作品情報


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タイトルレッド・オクトーバーを追え!(The Hunt for Red October)
監督ジョン・マクティアナン
公開1990年7月13日
製作国アメリカ
時間2時間15分

Rotten Tomatoes

アカデミー賞受賞
・音響効果賞

あらすじ

(引用:MIHOシネマ

レッド・オクトーバー艦長:ラミウス大佐

ソ連の最新原潜レッド・オクトーバー

それはキャタピラーと呼ばれるジェット・エンジンを搭載していて、ソナーでも探知されない潜水艦でした。

無音の推進装置を搭載し長さ12m幅3mの巨大なレッド・オクトーバーの艦長を務めるのは、過去10年間最新の潜水艦を指揮してきたソ連海軍きっての教官マルコ・ラミウス大佐です。

処女航海となるレッドー・オクトーバーの目的は、模擬演習で潜水艦コノヴァロフに追跡されレッド・オクトーバーの性能をテストすることでした。
特に海軍はレッド・オクトーバーにあるキャタピラー推進装置の機能を確かめようとしていました。

しかしラミウス艦長は、このレッド・オクトーバーを別の目的で利用しようとしていました。
艦長の目的はアメリカへの亡命だったのです。

彼の部下数人と計画したアメリカへの亡命。
それは密かに進められるはずでしたが、ラミウス艦長はソ連政府へ一通の手紙を送っていました。

自分が亡命することを綴った手紙。

ラミウス艦長の行動を知ったソ連政府は、レッド・オクトーバを海に沈めるために大艦隊がレッド・オクトーバを追いかけ始めました。

その中にはラミウス艦長の教え子で、潜水艦コノヴァロフの艦長ツポレフの姿もありました。

さらに、レッド・オクトーバーの真意が分からないアメリカの潜水艦にも「レッド・オクトーバを攻撃せよ」という指令が下されます。

ラミウス艦長は祖国からも亡命国からも追われることになってしまったのです。

CIAアナリスト:ジャック・ライアン

無音の推進装置を搭載したレッド・オクトーバーが処女航海に出たことを掴んだアメリカ政府。

CIAのアナリストジャック・ライアンは、イギリスの情報局からレッド・オクトーバーの写真を入手していた経緯から、国家安全保障大統領補佐官や統合参謀本部の少佐達に現在の状況を説明することになります。

レッド・オクトーバーが潜水しさらにはソ連の主力艦隊が集まる中、アメリカ政府はソ連が攻撃を仕掛けようとしているのではと考えます。

しかし一度ラミウス大佐にあったことのあるジャック・ライアンだけは「違う」と確信します。
そしてラミウス大佐が亡命しようとしていると考えたのです。

ほとんどの人達がジャックの考えに疑いを持つ中、自分の考えに自信のあるジャックはレッド・オクトーバを追いかけるアメリカの潜水艦ダラスに乗り込みます。

そしてそこでレッド・オクトーバーにコンタクトを取ったのです。

レッド・オクトーバーとダラスの間には張り詰めた緊張が走ります。
しかしジャックは優秀なラミウス大佐のことを信じ、答えを待ち続けました。

一方ラミウス大佐も相手が「バカ」ではないことを祈りながら、ダラスに返事を示します。

そこには優秀な2人の男の駆け引きがあったのです。
その駆け引きはやがて信頼へと変わります。

優秀な海軍の教官と優秀なCIAのアナリストが、自分を信じまた相手を信じることで戦争を回避して、見事にソ連を騙したのでした。

 

まとめ

潜水艦映画として大ヒットした『レッド・オクトーバーを追え!』は緊張状態が続く、スリルと冒険の物語ですが男同士の熱い信頼の物語でもあります。

優秀な2人の男が的確に自分の仕事をこなすことで戦争を回避し、それと同時にラミウ大佐の望みを叶えたのです。

20年間戦い続けた大佐は、これからはアメリカの地で釣りを楽しみながらゆっくりと暮らしていくのでしょう。