映画『ミスト』あらすじとネタバレ ラストの展開に賛否両論?


スティーヴン・キングの「霧」が原作の『ミスト』。霧の中にいる見えない謎の生物に怯える人々。スーパーに閉じ込められた人達が次第に変わっていく様子は、外にいる謎の生物よりも怖く極限状態での人間の怖さが描かれています。

『ミスト』作品情報

タイトル ミスト(The Mist)
監督 フランク・ダラボン
公開 2008年5月10日
製作国 アメリカ
時間 2時間6分

Rotten Tomatoes

 

『ミスト』あらすじ


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田舎町で家族と共に暮らすデヴィッドは、ある日息子と共にスーパーマーケットへ出かけるが、街全体が突如濃い霧に包まれ、店内で缶詰め状態に。

やがて霧から逃れてきた人々から「霧の向こうに怪物がいる」と聞かされたデヴィッド達は、次第に混乱し始め…。

(出典:https://video.unext.jp/title/SID0019432)

極限状態の人間

出典:IMDb

嵐の翌日、めちゃくちゃになった家を片付けるためにスーパーに息子と買出しに向かったデヴィッド。
スーパーはお奈女ような人たちで溢れかえっていました。

買い物をしているときに突然警報がなり、街が濃い霧で覆われ何も見えなくなってしまいます。
そこに怪我をして血を流した男性がスーパに逃げ込んできました。
彼は「霧の中に何かがいる」と言います。

デヴィッドやスーパーの店員、お客の数名も実際に謎の生物が外にいるのを見てしまいます。
そしてここからスーパーに残された人達が次々と極限状態に陥って行くのです。

弁護士

デヴィッドの家の隣に住む、弁護士のノートン。
彼は地元の住民ではなく、都市からやってきた人物でした

田舎町でよそ者を受け入れない住民たちは、ノートンをよく思っていませんでした。

デヴィッドは彼に外にいる謎の生物のことを説明しよとしてもらいますが、ノートンはデヴィッド達のことを信じません。

超自然現象などあり得ないと言い切るノートンは、救援を求めることが優先だと言います。
そして何名かを連れてスーパーから出て行ってしまいました。

宗教信者

『ミスト』のキーマンとなる女性カーモディ。
彼女は原理的なキリスト教信者です。

外で起こっていることは全て聖書に書かれていることだという彼女。
最初はスーパーにいた人達は彼女のことを変な人扱いしていましたが、死者が出るたびに次第に彼女を信じ始める人が増えていきます。

カーモディは自分は神が聞こえると言います。
少しずつ彼女の言葉を信じ始めるスーパーの人たち。

彼女が生贄が必要だと言えば、みんなそれに従ってしまうのです。

極限状態になると何かにすがりたくなる人間の恐ろしい様子が描かれていました。

衝撃的なラストの展開

出典:IMDb

『ミスト』が賛否両論とされる作品なのは、ラストの描かれ方にあります。
これはスティーヴン・キングの原作とは違ったラストになっています。

宗教的になってしまったスーパーから逃げ出したデヴィッド達5名。
車に乗り込み霧が晴れた場所を目指しますが、途中でガソリンが切れてしまいました。

外には謎の生物がいます。
動きの取れなくなったデヴィッド達は死を選びます。
5名いますが銃弾は4発しかありません。
デヴィッドは自分はなんとかすると言って、4人を銃で撃ちました。

発狂しながらデヴィッドは車から降り、自分も死のうとします。
謎の生物を呼び寄せるデヴィッド。

しかしそこに現れたのは軍隊だったのです。

軍隊が住民を助けるために、町へ向かっていたのでした。
絶望に暮れるデヴィッド。

映画はそこで終わります。
この終わり方に後味の悪さを感じてしまった人がたくさんいて、映画の評価も割れることになりました。

監督のフランク・ダラボン自身は、「希望を捨てるな」という意味を込めたと言っていますが、どうしても車に乗った4人が死ぬ必要があったのか考えてしまいます。

あのラストにモヤモヤが残ってしまう人も多くいました。

まとめ

衝撃的なラストと言われている作品『ミスト』。

ラストの展開もそうですし危機的状況での群衆心理など、人間の恐怖が描かれている作品です。

何が正解だったのかは分かりません。

答えがないだけに余計に怖さを感じてしまい、モヤモヤしてしまいます。

 


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