ヤマザキマリ原作の漫画「テルマエ・ロマエ」を実写化した『テルマエ・ロマエ』。古代ローマ人が日本のお風呂技術を古代ローマのテルマエにいかすというタイムスリップ物語。古代ローマ人を阿部寛はじめ顔の濃い俳優が演じたことでも話題となりました。
目次
『テルマエロマエ』作品情報

タイトル | テルマエ・ロマエ |
監督 | 武内英樹 |
公開 | 2012年4月28日 |
製作国 | 日本 |
時間 | 1時間48分 |
Rotten Tomatoes

『テルマエ・ロマエ』あらすじ
生真面目な性格で古き良きローマの風呂文化を重んじる浴場設計師のルシウスは、ふとしたきっかけで現代日本にタイムスリップ。
そこで出会った漫画家志望の真実ら「平たい顔族(=日本人)」の洗練された風呂文化に衝撃を受ける。
古代ローマに戻りそのアイデアを用いた斬新な浴場作りで話題となったルシウスは、時の皇帝ハドリアヌスからも絶大な信頼を寄せられるようになるのだが……。
(出典:https://eiga.com/movie/56149/)
紀元128年、古代ローマでテルマエ技師として働いていたルシウス。
古き良きローマのテルマエにこだわっていたルシウスは、斬新なアイディアをだす新しいテルマエ技師に仕事を奪われそうになっていました。
テルマエで格闘をやったりうるさくしている様子を見て、ルシウスはローマ人としての未来を心配していました。
お湯の中にもぐりローマ人の未来を考えている時、ルシウスは浴槽の中に穴を見つけます。
穴に近づいたルシウスはそのまま穴の中に吸い込まれてしまいました。
次にルシウスがお湯から出たときにいた場所は、日本の銭湯だったのでした。
原作は人気コミック
テルマエ・ロマエ コミック 全6巻完結セット (ビームコミックス)
映画『テルマエ・ロマエ』の原作は人気コミックの「テルマエ・ロマエ」です。
作者はヤマザキマリで2008年〜2013年までコミックビームに連載されていました。
男性だけでなく女性にも人気の漫画で、「マンガ大賞2010」や「第14回手塚治虫文化賞短編賞」を受賞しました。
古代ローマの歴史にも触れることができる漫画ということでも、話題となりました。
映画化される前の2012年にはアニメ化された作品でもあります。
古代ローマ人を演じたのは?
『テルマエ・ロマエ』の舞台は古代ローマと現代の日本。
古代ローマ人が現代の日本にタイムスリップしてくるという物語です。
物語の要となる古代ローマ人を演じたのは、顔の濃いと言われる俳優陣でした。
ルシウス

出典:IMDb
主人公のテルマエ技師ルシウスを演じたのは阿部寛です。
身長189cmで高身長でもある彼は、外国人と並んでも引けをとりません。
そしてその堀の深い顔立ちと素晴らしいスタイルで見事に古代ローマ人を演じ、肉体美を何度も見せてくれました。
彼は『テルマエ・ロマエ』で日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞しました。
ハドリアヌス

© Next Library Corporation
14代ローマ皇帝ハドリアヌスを演じたのは、市村正親です。
劇団四季出身でもあり多くの舞台で、古代の人物を演じてきた市村正親はローマ皇帝にぴったりの役でした。
立ち振る舞いから台詞の言い方など、皇帝らしい雰囲気が出ていました。
ヒゲを生やした容姿は、物語が進むにつれてどんどんローマ皇帝に見えてきます。
ケイオニウス

http://hirokowright.blogspot.com/2013/02/blog-post_4.html
女好きのケイオニウスを演じたのは、北村一輝です。
顔の濃い彼にとってはぴったりの役です。
ローマ人役に俳優の中でも顔の濃いと言われる人たちを集めましたが、その中でも1番濃いのが北村一輝かもしれません。
どことなく遊び好きの雰囲気もぴったりでした。
アントニウス

http://hirokowright.blogspot.com/2013/02/blog-post_4.html
ルシウスの良き理解者アントニウスを演じたのは、宍戸開です。
彼もまた顔の濃いと言われる俳優の1人です。
髪型のイメージもあり、誠実で真面目で強そうなアントニウスになっていました。
まとめ
人気コミックを映画にした『テルマエ・ロマエ』。
古代ローマ人には、堀の深い俳優が集められました。
最後のシーンで彼らが同じ場所に集まると、本当にローマ人のように見えてきます。
彼らからしてみれば、一般的な顔の日本人は平たい顔族になるのかもしれません。