映画『アポロ13』で知るアメリカの宇宙開発の歴史とアポロ計画の輝かしい失敗


月に人類が初めて降りたったアポロ11号から約9ヶ月後。アポロ13号が月に向かいます。3度目の月面着陸となるはずでしたが途中で事故が起きてしまい、違う意味で注目される宇宙飛行となってしまいました。ここでは『アポロ13』を通してアメリカの宇宙開発計画を見ていきたいと思います。

『アポロ13』作品情報


アポロ13 [Blu-ray]

タイトル アポロ13(Apollo 13
監督 ロン・ハワード
公開 1995年7月22日
製作国 アメリカ
時間 2時間20分

Rotten Tomatoes

あらすじ

月面探査を目的とするアポロ計画が継続されているアメリカでは、引き続きアポロ13号打ち上げの準備が進められていた。

やがて、ジムら3人の飛行士チームが乗組員に任命されるが、そのうちのひとり、ケンが風疹を患ったことから予備役のジャックが代替搭乗する。

そして1970年4月11日、13号は月へ向けて打ち上げられた。

しかし、順調に航行していた最中、酸素タンクが爆発する事故が発生。

月面着陸はおろか、地球への帰還も困難な事態に。

それでもジムたちは地球へ戻るために試行錯誤し、一方の管制センターでも彼らを無事地球に帰還させようと様々な対策を講じる。

そんな中、生命線である13号内の酸素と電力が刻一刻と奪われていくのだが

(出典:https://video.unext.jp/title/SID0022832

アカデミー賞受賞
編集賞
音響賞

アメリカの宇宙開発

ソ連に初の有人宇宙飛行を行われてしまったアメリカの宇宙開発。
ソ連に遅れを取らないように、アメリカでも次々と実験が行われていました。

アメリカの初の有人宇宙飛行となるマーキュリー計画。
この計画に選ばれた宇宙飛行士は「マーキュリー7」と呼ばれ、当時のアメリカの英雄でもありました。

『アポロ13』に登場するNASAの飛行士育成部門の責任者で、ジムが「我々のボス」と紹介していたドナルド・スレイトン
彼は「マーキュリー7」の1人ではありましたが、宇宙に行くことはありませんでした。

またジム達のクルーも前にアポロ13号に乗るはずだったアラン・シェパード
はマーキュリー計画でアメリカで初めて有人宇宙飛行を行った人物でした。

しかし彼は映画の中でも描かれているように、中耳炎になりアポロ13号には乗ることができませんでした。
そして代わりにジム・ラヴェル、フレッド・ヘイズ、ジャック・スワイガードが乗ることになったのです

マーキュリー計画の成功後、アポロ計画に移ります。
それはケネディ大統領も発言したように、月に行く計画でした。

しかしアポロ1号は訓練中に火災事故が起きてしまいます。
この時に亡くなった3人のうちガス・グリゾムは「マーキュリー7」の1人で2番目に有人宇宙飛行に成功した人物でした。

その後アポロ計画は月の軌道を周回することに成功します。
そして1969720
アームストロング船長とオルドリンが月面着陸を成功させました。

『アポロ13』はその人類初の月面着陸が成功してから9ヶ月後の宇宙彦を描いた映画です。
アポロ13号でも3度目となる月面着陸を行う予定だったのですが、爆発事故が起こり月面着陸はジムの月面着陸はかないませんでした

そしてまた彼らは地球に戻ってくる7日間の間、壮絶な出来事を経験することになったのでした。

アポロ13号


大人の超合金 アポロ13&サターンV型ロケット

ジム達3人が乗ったサターン5型ロケット。
アポロ13号とは有人宇宙飛行の計画名で、彼らが乗ったのはサターン5型のロケットです

3段式の液体燃料ロケットで、1段目エンジン・二段目エンジン・三段目エンジン・月着陸船・司令機関船となっています。

1970年4月11日ロケットの打ち上げは成功します。
地球を無事に出発したサターン5型ロケットは、1段目エンジンのエンジンを無事に切り離します。
しかし2断面のエンジンのセンターエンジンが停止する事故がすぐに起きてしまいます。
それでも他の4基のエンジンが正常に動いていたので問題ありませんでした。

その後二段目エンジンが分離し、司令機関船も分離します。
その後、月着陸船と司令機関船がドッキングしました。
テストではケンの代わりに乗船することになったジャックは失敗していましたが、見事成功させました。

ここでひと段落したはずでしたが、爆発事故が起こってしまいます
ジャックが管制室からの指示により酸素タンクを攪拌スイッチを押します。
すると酸素タンクの1つが爆発してしまったのでした。

地球帰還までの道のり

爆発により司令船の電源を大部分を失った彼らは、月着陸船で地球の軌道まで戻ることにし、司令船の電源を落としました。

しかし今度は月着陸船の電源も地球に戻るまでに間に尽きてしまうことが分かり、月着陸せんもギリギリまで電源を落としたのです。
そのため船内は極寒の寒さとなってしまいます。

また船内にたまる二酸化炭素の問題も発生します。

なんとか二酸化炭素問題を解決すると今度は月着陸船が軌道から外れそうという問題が発生しました。
手動でエンジンを月着陸船を噴射し軌道に戻さなくてはいけませんでした。

そして地球が大きく見えるようになってきたとき、最大の問題がある大気圏への再突入の時間が迫ってきました。
電力不足のために司令船の再起動の方法が見つからなかったのです。

地上にいるケンはなんとか方法を見つけ出します。
それは月着陸船の電力を司令船に移すことでした。
緊張の中なんとか司令船のコンピュターの再起動に成功し、ジム達は無事に大気圏に突入することができたのでした。

学びポイント

有人宇宙飛行始まって以来の親交kな状況であったアポロ13号。
しかしなんとか乗組員3人は無事に地球に戻ってくることができました。
この出来事は「輝かしい失敗」として、NASAの歴史の1つとして残っています。

緊張感ある映画『アポロ13』ですが、この映画を通してマーキュリー計画から始まったアメリカの宇宙開発の歴史に触れることができます。

そしてまた少しだけロケットの構造について詳しくなれた気がします。


アポロ13 (新潮文庫)