人間兵器として育て上げられたCIA工作員ジェイソン・ボーン。しかし彼は任務の失敗で記憶を失ってしまいました。「自分は誰なのか?」ジェイソン・ボーンは自分を取り戻すために新たなミッションに挑みます。自分の正体を見つけるための謎解き、それが『ボーン・アイデンティティー』です。
『ボーン・アイデンティティー』作品情報
タイトル | ボーン・アイデンティティー(The Bourne Identity) |
監督 | ダグ・リーマン監督 |
公開 | 2003年1月25日 |
製作国 | アメリカ |
時間 | 1時間59分 |
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あらすじ
海上を漂う瀕死の記憶を失った男がイタリア漁船に救われる。
男は唯一残されていた銀行の名前と貸金庫の番号からスイスへ赴き、「ジェイソン・ボーン」名義の身分証明書とさまざまな国籍のパスポート、大金と拳銃を見つける。
そこへ次々と暗殺者が現れ…。
(出典:https://video.unext.jp/title/SID0022814)
謎1:自分は何者なのか?
マルセイユ沖で発見され、助け出された1人の男。
自分の名前もわからず記憶もありません。
唯一の手がかりはお尻に埋め込まれたスイスのチューリッヒ銀行の金庫の番号でした。
この手がかりからどうやって男は自分自身にたどり着いたのか。
その経緯をまとめてみました。
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・金庫に隠してあったパスポートからパリの住所発見
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・パリの家の電話からリダイアルし、偽名で泊まっていたホテルの名前を知る
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・マリーがホテルから領収書のコピーをもらう
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・領収書からパリにある船舶会社を見つけ出す
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・ウォンボシが偽名のケインの死体を調べにきていたことを知る
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・船舶会社からもらった資料にもウォンボシの写真が掲載されたいた
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・ウォンボシを訪ねるがすでに殺されていた
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・新聞記事にウォンボシは3週間前にも命を狙われ、犯人の背中に2発の銃弾を撃ち込み撃退と書かれているのを読む
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・自分が暗殺者だと知ったジェイソン・ボーン
以上がジェイソン・ボーンが暗殺者だと気がつくまでの経緯です。
警察とウォンボシを殺した人物から命を狙われているジェイソンとマリーは、身を隠すために逃げます。
しかし追いかけてくる暗殺者。
その男が口にしたのは「トレッドストーン」という言葉でした。
謎2:トレッドストーンとは?
「トレッドストーン」の意味を知るため、そして自分を殺そうとする組織と決着をつけるために自ら相手と連絡を取り、相手の事務所に乗り込んだジェイソン・ボーン。
そこで全ての記憶が戻ります。
トレッドストーンとは人間兵器を開発するための訓練プログラムだったのです。
アメリカ政府が3000万ドルかけて育て上げた人間兵器それがジェイソン・ボーンでした。
ジェイソンの任務はマルセイユ沖の船でウォンボシを、身内に殺されたように見せかけて殺すことでした。
念入りに計画され実行に移されましたが、ジェイソンがウォンボシに銃を向けた時、彼の胸の上には子供がいます。
部屋を見渡すと子供達が寝ていることにも気がつきました。
ジェイソンは子供がいたためにウォンボシを殺すことにためらい、任務を失敗してしまったのです。
彼の任務失敗は能力的問題でなく、人間的良心からの失敗だったのです。
「トレッドストーン」を隠すためにジェイソンを始末しようとする責任者でしたが結局失敗し、逆に局長の指示によって責任者は殺されてしまいます。
そしてそれと同時にトレッドストーンは終了しました。
まとめ
CIAの工作員だったジェイソン・ボーン。
自分が何者かを取り戻すと同時に、自分と決別しました。
そしてマリーとともに新たな人生を生きることにしたジェイソン。
果たして政府はこのまま彼を見逃してくれるのでしょうか?
「ボーン」シリーズはここから始りました。