ピクサー・アニメーション作品の10作品目として作られた『カールじいさんの空飛ぶ家』は、ピクサー初の主人公が人間です。しかも78歳のおじいさんカール。妻を失ったカールじいさんの妻への愛情に多くの人が涙を流しました。
『カールじいさんの空飛ぶ家』作品情報
タイトル | カールじいさんの空飛ぶ家 |
監督 | ピート・ドクター/ボブ・ピーターソン |
公開 | 2009年12月5日 |
製作国 | アメリカ |
時間 | 1時間36分 |
Rotten Tomatoes
『カールじいさんの空飛ぶ家』あらすじ
冒険家に憧れる少年カールは、同じく冒険家に憧れる少女エリートで出会います。
一緒に冒険ごっこをしながら子供時代を過ごした2人は、やがて結婚し幼い頃遊んだ家を買います。
2人はいつか一緒にパラダイスの滝にいくことを夢見ながら、楽しい結婚生活をスタートさせました。
幸せな生活を送るカールとエリー。
いつしか2人は歳をとっていました。
それでも仲良く暮らしていましたが、ある日エリーは病気になってしまい亡くなりました。
エリーを失った悲しみにくれるカールじいさん。
いつしか周りから頑固者のじいさんとして扱われるようになっていました。
エリーと一緒に生活をした家の周りには高層ビルが建ち始め、カールじいさんの家にも立ち退きをして欲しいと言われてしまいます。
しかも老人ホームに入れられることになってしまったカールじいさんは、エリーとの夢を叶えることを決意しました。
家に風船をつけ飛ばし、パラダイスの滝を目指したのでした。
カールじいさんとエリーの夫婦愛
ピクサー映画のどの作品も子供から大人まで楽しめる作品となっていますが、『カールじいさんの空飛ぶ家』は特に大人にとっては感動の物語です。
カールじいさんのエリーへの愛情。
映画の前半に描かれている2人の軌跡を見ているだけで感動してしまいます。
カールじいいさんとラッセルの冒険物語になってからも、常にカールじいさんはエリーに話しかけます。
さらに冒険の最後では、エリーからカールじいさんへの愛情もあります。
エリーの「わたしの冒険ブック」に書かれてあったカールじいさん宛のメッセージ。
『楽しかったわ ありがとう 新しい冒険を始めて! 愛をこめて エリーより』
このメッセージを見て瞬間に涙がこみ上げてきました。
本当に2人は愛し合っていたんだなと感じました。
そしてこの言葉によってカールじいさんは新しい冒険を始めたのです。
美しい夫婦愛を見て感動した瞬間でもありました。
実在するアイスクリーム屋
映画を作ったピクサーはオークランドのエミリービルにあります。
そして今回の『カールじいさんの空飛ぶ家』はオークランドのまちがモデルとなっていました。
ラストでカールじいさんとラッセルが一緒に食べるアイスクリーム。
そのアイスクリーム屋「Fentons」。

© KADOKAWA CORPORATION 2018
実は実在するお店でなんです。
いつか、食べに行ってみたいですね。
まとめ
夫婦の美しい愛情が描かれた『カールじいさんの空飛ぶ家』。
妻に先立たれたお年寄りの現実を見せられますが、いくつになっても冒険ができるということを教えられる映画でもありました。
長年連れ添った夫婦で見ると心に響く映画でもありますし、お年寄りが見ると元気をもらえる映画になっていました。
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(2018年12月現在)
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