映画『イット・フォローズ』 何が追いかけてくるの?


最近はホラー映画ブームで、しかも低予算で作られた映画がヒットするという傾向があります。
そんなホラー映画の1つが『イット・フォローズ』です。
一体何が追いかけてくるのか?その謎は若者たちの話題となり、ヒット作品となりました。

『イット・フォローズ』作品情報

タイトル イット・フォローズ (It Follows)
監督 デヴィッド・ロバート・ミッチェル
公開 2016年1月8日
製作国 アメリカ
時間 1時間40分

Rotten Tomatoes

イットのルール

何かを移されると、何かに追いかけられる。

それが『イット・フォローズ』です。

イットが何なのか分からないけど、イットにはルールがあります。

・イットに追いかけられている人とHをすると、移される
・移されるとイットに追いかけられる
・誰かとHをすると追いかけられない
・移した人が死ぬとまた追いかけられる
・イットは歩いてやってくるが頭が良い
・移してもイットが見える

これがイットのルールです。

ヒューという男の子とHをしたジェイは、その日から何者かに追いかけられるようになってしまったのでした。

ヒント:友達の読んでいた電子書籍

『イット・フォローズ』はイットが何なのかということで、話題となりました。

そのイットの正体は映画の中にヒントが隠されていました。

その1つが友達ヤラの読んでいた電子書籍です。

彼女が読んでいたのはドフトエスキーの「白痴」でした。


白痴1 (光文社古典新訳文庫)

彼女は何度かこの本について話しています。

①冒頭で「何を読んでいるの?」と聞かれたヤラは「白痴」と答えてその後に「主人公がポールみたい」と言います。

②家の外でカードゲームをしている時に本の1文を読みます。
「家の下敷きになる寸前など窮地に陥ると、人は目を閉じて最後の瞬間を待ちたがるものだ」

③ラストシーンの入院中にもヤラは本の文章を読みます。
「拷問には苦痛と傷が伴う
最悪の苦痛は傷そのものではない
最悪の苦痛は後1時間、あと10分、あと30秒で
そして今この瞬間に魂が肉体を離れひとでなくなると知ること
この世の最悪はそれが避け難いと知ることだ」

これらのヤラのセリフから考えると、
死を避けることはできない。死を待つのは苦痛である」という事を言っているように感じます。

イット=死

イットは「ゆっくりとやってくる。それはずっと追ってくる。それに捕まると必ず死ぬ。」

というイットのルールとヤラの読んでいた「白痴」から考えると、

イット=死

イットは死という事です。

人間は生まれた瞬間から、死に終われ始めます。

死を考えるとビクビクして怖くなってしまうけど、死を忘れている瞬間もあります。

その瞬間は楽しいことや他のものに夢中になっている時です。

ラストシーンでジェイとポールは手を繋いで歩いています。

しかしその後ろには男の人がついて来ています。

2人には死が近づいて来ているということです。

それでも2人はお互い見つめあい幸せそうに歩いていて、全く後ろのイットに気がつきません。

死を考えると怖いけど、愛する人と過ごす幸せな時間は死を忘れられる」

これがこの映画のテーマのように感じました。


イット・フォローズ(字幕版)

 

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