ウィルの失踪以外にも不思議なことが起こり始めたホーキンスの街。何か怖いことが街全体で起こり始めていることが分かった第2話でしたが、もちろん今回も80年代の映画や音楽が登場します。マイク達の会話などから彼らの好きなものの傾向なども分かってきました。
『ストレンジャー・シングス 未知の世界』シーズン1第2話
第2章「メープル通りの変わり者」
ルーカス、マイク、ダスティンの少年3人組が森の中で少女を見つける。
ジョイスは怪しい電話の件を警察に報告するが、取り合ってもらえない。
(出典:https://www.netflix.com/title/80057281)
大好きなホラー映画
第1話では『遊星からの物体X』や『ポルターガイスト』などマイク達4人はホラー映画に興味があることが分かりましたが、第2話でもホラー映画が登場します。
マイク達が出会った謎の少女エル。
彼女は最初何も話さずしかも坊主だったこともあり、ルーカスやダスティンは施設から逃げ出してきたんだと思い込んでしまいます。
ルーカスは彼女を見て「サイコ」だと言いました。
するとダスティンは「マイケル・マイヤーズみたいな?」と聞き返します。
このマイケル・マイヤーズとはブギーマンと呼ばれる殺人鬼で、映画『ハロウィン』に登場するキャラクターです。
1978年に公開されて大ヒットしたホラー映画の『ハロウィン』は、ヒットによりシリーズ化され1981年には『ハロウィン2』1982年には『ハロウィン3』が公開されました。
その後も続編は作られ続けるのですが、『ストレンジャー・シングス 未知の世界』の舞台は1983年ですので、きっとマイク達は『ハロウィン3』までを見ていたのでしょう。
これだけでも彼らがホラー映画好きだということははっきりしたのですが、ウィルの部屋には『ジョーズ』のポスターが貼ってありました。
『ジョーズ』は1975年に公開され全世界で大ヒットした映画です。
こちらもホラー映画に分類されるパニック映画です。
部屋にポスターを貼るほどホラー映画が大好きだったマイクやウィル達。
ここまでできっと彼らの趣味が理解できたはずです。
それ以外にも彼らが大好きなのがSFやファンタジーです。
マイクの家にはヨーダのフィギュアがおいてありました。
当然彼らは『スター・ウォオーズ』に夢中になったはずです。
1977年に公開された『スター・ウォオーズ』は1980年に『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』、1983年に『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』と公開されます。
1983年の5月25日にアメリカで公開された『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』。
『ストレンジャー・シングス 未知の世界』は1983年11月6日から物語は始まるので、きっとマイク達は映画を見ていたはずです。
彼らが『スター・ウォオーズ』の世界に夢中になるのは、そんなシーンがなくても想像できてしまいます。
1980年代の音楽
失踪してしまったウィルを探す、兄のジョナサン。
彼は車に乗ってウィルを探しながら、ウィルと一緒に聞いた音楽を思い出していました。
彼らが部屋で一緒に聞いていたのは、ザ・クラッシュの「Should I Stay or Should I Go」です。
ザ・クラッシュは1976年〜1986年にかけて活動したパンクバンドです。
1970年台半ばにパンク・ロックは広がり始め、ザ・クラッシュはイギリスだけでなくアメリカでも人気のバンドとなりました。
ジョナサンは他にもジョイ・ディヴィジョン、デビッド・ボウイ、テレヴィジョン、ザ・スミスの曲も入っているテープをウィルにあげると言っていました。
全てが1980年代に活躍したロックやパンクのアーティストです。
ジョンサンは「人生が変わるぞ」とウィルに言っていました。
当時の若者達はこんなロックやパンクを聞きながら、青春時代を過ごしていたのでしょう。
まとめ
第2話ではマイク達4人の映画の趣味や、ウィルの兄ジョナサンの好きな音楽が分かりました。
当時公開されていたホラー映画やSF映画は、今の時代ではどれも金字塔と言われる作品ばかりです。
マイク達の熱狂ぶりを見ても1980年代の映画のすごさが伝わってきます。
またマイク達よりも年上のジョナサンはロックが大好きなようです。
両親の仲がうまくいっていないジョナサンは、ロックを聴きながら嫌なことを忘れようとしていたのかもしれません。