映画『パッドマン 5億人の女性を救った男』 感動のスピーチが待っていた

2018年12月7日に公開されたインド映画『パッドマン 5億人の女性を救った男』。
明るいインド音楽が全編に盛り込まれた楽しい作品でしたが、インドの女性を救った1人の男性の戦いが描かれた映画になっていました。

目次

『パッドマン 5億人の女性を救った男』の作品情報

タイトル パッドマン 5億人の女性を救った男 (Pad Man)
監督 R・バールキ
公開 2018年12月7日
製作国 インド
時間 2時間20分

Rotten Tomatoes

 

『パッドマン 5億人の女性を救った男』の感想

冒頭からインド映画らしさが存分に伝わって来ます。

独特のインド音楽から映画は始まります。

妻を愛する男性ラクシュミ。彼がどれだけ妻のことを愛しているのかが冒頭からすぐに分かります。

そんな仲睦まじい夫婦が描かれているのですが、すぐに驚かされる展開になりました。

文化・風習・宗教の違いをかなり実感させられます。

インドでは生理中の女性は部屋の中で過ごすことが出来ません。
約5日間ベランダのようなところで生活を送るのです。

夫が妻の体に触れることすら出来ないのです。

そこからは驚きの連続です。

ラクシュミの妻ガヤトリは生理用ナプキンの代わりに汚れた布を使っていました。
これは妻だけでなく、姉妹や近所の人もそうだったのです。

医者ですら病気になってしまうと言っていました。

妻のために生理用品を買いに行く、ラクシュミ。

値段が55ルピーで驚きます。

この映画の時代設定は2010年でした。
今から8年前のなので今の相場とは違うと思いますが、ちなみに今日の1ルピーは1.6円です。
とういうことは日本円だと88円です。

これだけ聞くと安いですが、映画の中でガヤトリが「牛乳を変えなくなる」と言うセリフがあります。
インドでは牛乳は約20ルピーです。

生理用品が牛乳の3倍近い値段すると思うと、高いと感じてしまいます。
しかもラクシュミが暮らすのはインドの小さな村です。
走路も舗装されてないような村の人にとって55ルピーは、払えない値段です。

8年前にインドはこんな状況だったかと思うと、愕然とさせられました。

『パッドマン 5億人の女性を救った男』で泣いちゃうシーン

何度も挫折しながら生理用ナプキンを作り、しかも女性の雇用を作ったラクシュミ。

彼が国連に呼ばれてスピーチするシーンがあります。

そのスピーチのシーンは本当に国連でそのスピーチを聞いているような感じになっていまします。

そしてそこで感動のスピーチを行うラクシュミ。

スピーチの最中に映画の中で観客が何度も拍手をしますが、一緒に拍手をしたくなるくらい感動的なスピーチでした。

利益のためでなく、妻のため女性のためそして国のために戦うラクシュミ。

涙無くして彼のスピーチを聞くことが出来ませんでした。

とても素晴らしいシーンになっていました。

『パッドマン 5億人の女性を救った男』をお勧めする人

男性

映画館に行ってびっくりしたのが、かなり男性の観客が多かったことです。

しかも1人で来ている男性が多くてびっくりしました。

男性はきっと生理用ナプキンなんて見たことないでしょうから、この映画で女性の実態を知ってもらえたのではと思います。

起業したい人

今の時代誰でもやろうと思えば、企業できます。

ちょっとでも何かをやりたいと思っている人はこの映画をみると勇気をもらえます

何度も挫折するけど諦めないラクシュミ。

知恵を絞り頑張り続ける彼に影響されること間違いないです。

英語を勉強中の人

映画自体はインド映画なのでヒンディー語です。

映画の中で英語を勉強するわけではなく、気持ちがあれば英語は通じるということを感じることができます。

国連でスピーチする時、ラクシュミは通訳を断ります。

そして自分自身の言葉で話し始めました。

ラクシュミ自身も英語が上手くなくても「気持ちは伝わっている」と言っていました。

なかなか恥ずかしくて話せないと思っている方は、この映画を見ると「それでいいんだ」と思えるはずです。

 

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